番号 | 日付 | 題名 | 投稿者 | 返信元 | 読出数 |
269 | 3/5(金) 21:12:34 |
症状報告(47) ― また帰ってきました(ナガシマは入院しましたが) | 芦田宏直 | No.124 | 4001 |
家内は今週も、今帰ってきました(“週末退院”は成功しているようです)。今週は杖をつかずに歩けるようになっていました。とりあえず、毎週“進歩”しています。 それより、昨晩、あの長嶋(ナガシマ)が家内の女子医大(http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/index.html)に脳卒中で緊急入院してきました。夕方18:00頃、女子医大に家内を迎えに行ったら、数多くの報道陣が玄関を占拠していました。同じ病棟の6階です(家内は4階)。テレビで映った病院が「どこかで見たことがあるな」と思っていたら、女子医大でした。 そのおかげで、6階の個室(特別室:601号室)に入院していた77歳のおばあさん(脳梗塞)が突然家内のいる4階の相部屋に移されて、ぼけぎみながらも「早く元の部屋に戻してよ」と言い続けていたらしい。「601号室」とさりげなく書いたが、ナガシマの入院するこの部屋番号を公開したのは、“マスコミ”としてはたぶん『芦田の毎日』が最初だろう。そのおばあさんは「なにやらVIPの人が入ってきたらしいのよ」と脳梗塞のわりには“感”が働いていたが、家内をはじめ周りの人は、彼女に悪いと思って黙っていた。ところが看護婦さんが思わずしゃべってしまい、「長嶋さん、あらそう、まいったわね」とそのおばあさん。77歳のおばあさんにも好かれている長嶋さん。これは人徳というものだろう。“敵”の多い私には、「ナガシマ」がうらやましい。 息子の一茂(カズシゲ)は、配膳室の出入り口から出入りし、配膳用のエレベータで上がり降りしているらしい(「その近くで診た」と入院患者の証言あり)。 ナガシマの主治医の西山先生は家内の回診にも来られる先生で、脳梗塞について詳しい。脳梗塞の患者の回診のときには、インターン(学生)への突っ込み(質問)が一番細かいし、深いらしい。そのときだけは滅多に出てこない英語が頻出するらしくて、ほとんど理解不能になる(家内の“証言”)。 ナガシマは左半身マヒだから、「一緒にリハビリか」と家内は笑いながら言っていた。「同じ病院の同じ病棟の2階上にナガシマさんがいるなんて、なぜかうれしい」と場合のよってはひんしゅくをかうことを言って家内が喜んでいます。病気になっても、周りの人が和むのもナガシマのいいところだ。 私にはナガシマのようなわけのわからない人格は(好き嫌いを超えて)耐えられないが(そばにいたくないし、話したくもないが)、しかし、一種の“置き物”のようなナガシマに一度なってみたいとは思う。全快をお祈りします。 |
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