番号 | 日付 | 題名 | 投稿者 | 返信元 | 読出数 |
179 | 8/11(月) 22:45:41 |
症状報告(24) ― 鹿児島・小平さんからの返信 | 芦田宏直 | No.124 | 3578 |
智美さん、 自宅で過ごされているのですね。 よかったです。 はじめての専業主婦の時間、無理せず楽しんでくださいね。 身体の時間にあわせる、自分を大切にするという智美さんの考えに大賛成です。 東京では、カレー屋さん、焼き肉屋さん、いろんなところへご一緒しましたね。 軽井沢のセミナーハウスでテニスをしたことや、芦田邸でのクリスマス・パーテイが鮮明な思い出です。 智美さんは、あのころにもまして、聡明で、やさしくて、力強い感じがします。 というより、そういう智美さんしか想像できません。 「わたしより車が大事なの?」と泣いた智美さんも、とてもかわいいですが。 わたしもよくそういう言い方をして、夫を困らせるときがあるので、おもわず笑ってしまいました。 わたしのほうは、娘が3人(高1、中3、小6)。かしまし3人娘、にぎやかな毎日です。 仕事をしながら、人間と自然の美しい結びつきというのを、いま考えています。 そこでいきつくのが「アニミズム」の思想です。 鶴見和子さんはアニミズムに詳しい社会学者ですが、 80歳を過ぎて、脳溢血で倒れてから、本当にアニミズムがわかったと言われます。 体が繊細になって、ちょっとの気候変化で、からだが痛み、その痛みで風や自然を感じるのだそうです。 いま、1秒1秒がいとおしい時間でしょうね。 わたしも1日のうちに何回か、智美さんのことを思い出し、おいしいお茶を飲んでいるとき、わたしの仕事場から見える照葉樹林の山々を眺めるとき、同じ豊かな時間を共有しているのだと思い、豊かさを2倍に感じて、過ごしていこうと思います。 こんなことしかできませんが。 どうぞお大事に。 またお便りします。 みたけきみこ |
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