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 番号 日付  題名 投稿者 返信数  読出数
334 9/1(水)
00:08:47
 EARTH と COLOR と 子供の(という)死  メール転送 芦田宏直  2951 

 
ほとんど誰にもわからない話だが、ここ数年来3ヶ月に一度くらいは必ず聴く曲で気になるものが二つあった。どちらも小学生か中学生の女子ボーカルグループの曲なのだが、一つは、EARTH(http://earth.avex.ca/profile.htmlhttp://www.oikake.net/artists/Earth/profile/) のTIME AFTER TIME(http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20009779)、もう一つは、COLOR(http://musicfinder.yahoo.co.jp/shop?d=p&cf=12&id=4381http://www.wmg.jp/color/kaisetu.html )のDOUBLE OR NOTHING(http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20008403)。小学生か中学生の小娘のくせになんでこんなに生意気で格好のいい歌が歌えるのか不思議でしようがなかった。

私はこのグループが実際に歌っているところを聞いたことがないので(私は歌を聞く場合は年齢はもちろん、顔や姿やジャンルをほとんど無視して聞いている)、いつかはビデオかDVDを手に入れてやろうと思っていた。そう思っている内に二つのグループとも瞬く間に“業界”から消えていって、そのチャンスを失っていた。夏休みの雰囲気の残る先週、「国民的美少女コンテスト」をテレビで(ちらっと)見ていたら、急にEARTHやCOLORのことを思い出して(決して彼女たちは“美少女”とは言えないが)、「そうだ、インターネットならビデオかDVDが見つかるかもしれない」と思って、いつものAMAZONで調べてみた。ありました、ありました。EARTH FIRST CLIPS(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005V47A/qid=1093962463/sr=1-11/ref=sr_1_2_11/249-0441516-1214765)。

そして、それが今日学校から帰ってきたら、来ていた。ここからが、この話の肝心なところ。TIME AFTER TIMEは、思った通りの表情と踊りでサイコー!と叫んだが(私にはYUKAの声と表情がこの歌に一番似合っていると思えた)、そのあとのIS THIS LOVE、MAKE UP YOUR MINDとかになるとどこのグループといえるほどの変貌振り(悪い意味での)。私も家内も思わず黙ってしまった。どの娘がどの娘かさえわからない。いったい私の好きなYUKAはどこへ行ったのか。とくにこのビデオクリップ集には、三人の娘たちが、デビュー曲のTIME AFTER TIMEなどを3年後の“今”から振り返っているコメントシーンがあるのだが、12歳のEARTH (やYUKA)に惚れ込んでいる私からすれば、この3歳も歳を取ったEARTH (やYUKA)の顔や表情やトークは聞いていられない。ショック!

要するに女性の12歳から18歳くらいまでの5年、6年はとんでもない期間なのだ。私は、そのとき家内に「よかったね、我が家には男の子しかいなくて」と思わず言ってしまった。息子の太郎なんて、ほとんど何も変わっていない。ドジな息子にも一々注意することなどほとんどないが、このあたりの年代の娘をもつ親もまたほとんどどんなささいな内面にも全く届かない状態で毎日すれ違っているのだろう。

もっとも家内も(大掃除の最中などに)10年前の息子の写真を見つけたりしていつも泣いていたのを思い出す。なんで泣いてるの? と聞くと家内は決まって、「このころの太郎はもう死んだのと同然なのよ」と言っていた。子供が大きくなるというのは母親にとってそれ以前の子供が死んで、いないということと同じらしい。毎日、毎日何度も子供は死に続けているらしい。そうでないと(そう思わないと)母親なんてやってられないということらしい。私には息子の太郎は生まれたときからほとんどかわらない(判断力と情報力に乏しい)息子にすぎないが、子供を育てるということは母親にとって一つの喪失を意味しているらしい。私も、このEARTHのビデオクリップ集の変遷を体験すると、子供は化け物だと思わざるをえない。娘を持つ父親はぜひこのEARTHのビデオクリップ集を見てください。平気で見ていられる(聞いていられる)のは、二曲目のYOUR SONGまでです。


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