< ページ移動: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 >
2−8)実践:授業評価
さて以下に掲載するものは、1999年10月14日の建築系の授業評価会から2000年1月26日の自動車系授業評価会まで約3ヶ月間総計約50授業にわたって行われた授業評価についての私の報告である。
私は、50授業の内、10授業を見るだけにとどまったが、ここで掲載したものはその中からの7つ(+中間報告)である。これらの私の報告の初出は実際に学内のネットワーク(ノーツデータベース)で評価会終了後2・3日以内に公開されたものである。今回の掲載にあたって、固有名詞や細かい言い回し等、若干変更した箇所もあるが(さらに今となっては変更したいところもあるが)できうる限り初出の形を尊重したつもりだ。ご寛恕いただきたい。
また、この評価会報告では、残念ながら学内の様々な恥部を結果としてさらけ出すことになってしまっている。今回あえて掲載に踏み切ったのは、停滞する教育改革の一助になれば、と思ってのことである。さらには、これらの現状は、すでに我が学園では過去のことになりつつあるという確信の中でのことである。
なお、文中で「ノーツ」と出てくる場合は、ロータス社のグループウエアソフトである「ロータスノーツ」のことを指している。我が学園では、1996年に東中野校の新校舎(校舎名:テラハウス)を開設以来、全学生、全スタッフに対して、テラハウス全館(全室)に渡ってのノーツデータベースによる情報受発信体制(シラバス提供、教材配布、掲示板コミュニケーション、学校情報各種など)を敷いている。1999年「履修改革」運動の開始を遡って、その3年前からの我が学園の教育改革は、(職業教育における)情報リテラシとは何かということだった。その成果のひとつがグループウエア教育だったのである。今となっては、「ノーツ」はもう古いかもしれないが、当時は「イントラネット」という言葉すらなく ― われわれは「内部インターネット」と呼んでいたが ― グループウエアの教育展開も、ロータス社すら積極的ではなかった。しかし、グループウエアは、もともと教育的なものだというのが、われわれの当時も今も変わらない確信である。今では、学生も教員も当たり前のようにコンピュータを使っている。文中「ノーツ」とあるのは、その成果の表現だと思っていただきたい。
< ページ移動: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 >