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今日は、昨日の続きで(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=95)、またもや午後2:00から桜上水駅前住宅展示場(http://www.purekyo.or.jp/main2-2-1.html)。
まず、三井ホーム(http://www.mitsuihome.co.jp/)。担当は、篠原徳行さん(新宿営業所チームリーダー・マネージャー)。ここは、ツーバイフォー(2×4)工法(http://www.cfqlcs.go.jp/technical_information/tree_and_life/wl21.htm)の代表的なメーカー。ツーバイフォー(2×4)では、全国シェア30%を占めている。ツーバイフォー(2×4)工法を広めたのはひとえにこの会社といってもよい、などとあたかもわかったような気で書けるのは、篠原さんのツーバイフォー住宅にかける熱意と気迫に私が負けてしまったからだ。
「ツーバイフォー(2×4)の技術の先端は、いつも三井ホームが切り開いてきたもの。他のツーバイフォー(2×4)メーカーにあって、三井ホームにはないツーバイフォー(2×4)技術というものはまったくありません。むしろツーバイフォー(2×4)の評価=三井ホームの住宅という評価の中で、積極的に全国のツーバイフォー業者たちの指導・教育や啓蒙を心がけてきたほどです」(篠原さん)。これにはまいった。
私の前知識では、ツーバイフォー(2×4)工法の問題点は、開口部が大きく取れないこと。壁の中の通気性(結露)に問題があること。建物全体の換気・通気性能が(BOX個室の集合体のような体をなしているので)良くないことなどであったが、今日、お話を聞いて、そういった問題はかなりの程度、解消されているというのがわかった。
篠原さんいわく。「ツーバイフォーは、すべての点で80点という建物。傑出した90点や100点というポイントはないが、どの点をとっても致命的な欠陥はなく、むしろどの課題を課せられても80点の高合格点が取れる」とのこと。たしかに、モデルルームには開口部の大きい窓がたくさんあったし、換気システムも標準装備で付いている。結露対策もグラスウールを使って処置がしてあり、なかなかのもの。
間取りプランも、中二階的な書斎デスクから、リビングやダイニングを見通し(見下ろし)、リビング壁面の大画面スクリーンが(書斎デスクの)真正面前方に設置してある(もちろんリビングソファからもスクリーンは見える)、かの間取りは(どこかの雑誌かテレビ番組で見たことがあった)、三井ホームのものらしい(賞をとったデザインでもあるらしい)。素敵なプランだな、と思っていたが、実際に見ても魅力的なプランだ。スクリーンをあげれば(収納すれば)、壁面にはプラズマディスプレイがさりげなく設置してあった。これは、書斎派とAV派にとってはたまらない設計だ。
この書斎から、リビング、ダイニングを見通せるLDKの一覧性(しかもリビングの天井は2階天井までの吹き抜けになっているからなおさら広く見える)は、とてもツーバイフォーとは思えない開放性がある。全体で25畳から30畳あるかないかの広さを柱や中仕切りなしで一気に見通せる。
ツーバイフォーを建てるのなら絶対に「三井ホーム」。これが私の「三井ホーム」のまとめ。
次は、「ミサワホーム」(http://www.misawa.co.jp/)。白幡裕(世田谷店店長)、榎本毅(杉並営業部営業1課課長)、桑垣雅一(世田谷営業部営業設計課担当課長MGデザイナー)のみなさんに対応していただいた。ここは、桜上水の展示場で待ち合わせたが、挨拶をした後は、高井戸の研究所のある(http://mhird.misawa.co.jp/gaiyou/)展示場の方にクルマで招待された。
ミサワホームの特徴は、「パネル接着工法」(http://www.misawa-h.co.jp/jinji/shin/panel.html)というもの。これは(私の理解で)一言で言えば、ツーバイフォー工法の日本的な発展系とも言えるもの。ツーバイフォーの壁よりは強度の高い、両面に同じ強度の板を張り付けた「パネル(壁パネル)」を交互に貼り付け(「高分子接着剤」と「スクリュー釘」を使い)ながら組み立てていく。このパネルはすべて工場で前もって組み立てられたものであるため、現場の職人の工作精度に依存しない分、完成精度がツーバイフォーよりは高い。もうひとつの工法である、セラミック外壁を使った鉄骨造の方も、大半を工場で組み立て(こちらは部屋単位で組み立てられている)、現地で組み立てる部分はごくわずか。
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