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最近紹介した東芝のGIGABEATやアップル社のiPodなどが“新しい” (http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=18、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=22)のは、何も音楽が1000曲、4000曲と莫大な量、格納できるということにあるのではない。それが、日頃利用しているパソコンと結びついているということ、またパソコンと結びついてインターネットと結びついているということが“新しい”。要するにそれらはパソコン端末として“新しい”のである(もっとも将来はこれも一つのネットワークパソコンとして自立するだろうが)。
その意味(の一つ)は、楽曲が何千曲も入り始めると、検索が必須のものになるが、その検索に必須のタイトル付けがインターネットデータベース(http://www.emd.gr.jp/business/news/2001/04/010414a.htm、http://www.aim-inc.co.jp/press/p000413j.html)への自動アクセスにより自動化していることである。これまでは、カセットに下手な自筆で書き込んでいたが、楽曲が何十曲、何百曲、何千曲となるとそんなこともできなくなる。それを自動化するには、インターネットデータベースへとCDデータをオープン化する以外にない。
もう一つは、処理速度である。パソコン間(一つのドライブから別のドライブへの)であれば、一枚のCDのやりとりは、10秒から50秒くらいで可能になっている。これが、1000曲単位のデータのやりとりを“自由に”行える実感の根拠になっている。GIGABEATに標準添付のUSB2.0(http://www.jp.joshin.co.jp/report/usb2/)も、iPodに標準添付のFireWire (http://www.apple.co.jp/firewire/)もデータ処理速度は400Mbps以上と超高速である。
最近では、SONYがこの分野の先鞭を付けようとしている。最近出たCSV-S55 (http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200204/02-0415/)は、単なるHDDレコーダーではなくて、?番組予約をインターネット(もちろん携帯電話からでも)でできるようにしていること ?地上波を使ってEPG (Electronic Program Guide)の予約ができること(http://www.zdnet.co.jp/magazine/cshop/0103/sp2/01.html) ?「ニュース」、「歌番組」、「ドラマ」など(時には「ワールドサッカー」という主題まで)検索主題をあらかじめ指定しておくと自動的に記録してくれること ?記録時間が、160GBのHDDを搭載したものであれば(http://www.mycaster.jp.sonystyle.com/Service/hdd.html)、50時間〜110時間の長時間録画を可能にしていること ?HDD記録により、録画中でもすでに録画した部分の再生が可能(メーカーは「追っかけ再生」と呼んでいるが)、それのみならず、録画中でもすでに録画した他の番組を再生することができること ?インターネットからの、本体の機能を拡張するソフトのバージョンアップを可能にしていることなどが複合して楽しい商品に仕上がっている。
このビデオレコーダー(SONYでは、「チャンネルサーバー」と呼んでいる。またもや「サーバー」だ)は、まず、定期番組の予約を「毎週」指定にしておけば、いちいちビデオカセットを取り替える必要がない。週単位に繰り返される定期の番組予約であれば(私の場合であれば、火曜日の「さんま御殿」(4ch)、土曜日朝の渡辺篤の「建物探訪」(10ch)、日曜日朝の「報道2001」(8ch)、「国会討論」(1ch)、「サンデープロジェクト」(10ch)、「ウチ来る?」(8ch)、「報道特集」(6ch)くらいが定期予約対象だが)、だいたい1週間以内には見終えるだろうから、「7日間後消去」設定指定おけば(この保存=消去期間の設定は任意に可能)、無限に予約を続けることが可能になる(いちど予約すれば無限に予約の操作から解放されることになる)。記録容量が50時間〜100時間もあるため、ほぼ無限に記録できるからだ(それだけの容量があれば、暇なときに見て消去する時間も充分あるという意味で)。
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