私の女性学(http://www.ashida.info/blog/2010/10/post_397.html#more)に女性からメール反応がありました。少し長いメールですが、わかりやすく修正して公開します。不毛な反応が多い中、私も勉強になりました。
1) 芦田さんの指摘した、女性が主体的に選べないから、“応募者”という限られた枠の中の男性から選ぶしかないということを、認めたくない女性が多い。女性の反発が多いのはそこ。
2)恋愛至上主義、一億総恋愛病で、「好きな人と一緒になる」のが「最高の幸せで、そうでなければならない」と植えつけられているから、「自分の思うようにいかないことがある」こと自体が、この芦田さんの「偶然」恋愛論に対する女性たちのヒステリー反応の原因。
3)中学で家庭科を男女共修にした世代(今からほぼ30年前)を境に、このヒステリー反応の強度についてははっきりと意識の違いがあると思う。
4)「女性が男性を口説き落とす」ってめったに存在しないということは芦田女性学の指摘の通り自明。大概の女性であれば、みんな感じているはず。男性を口説いてもせいぜい遊ばれるだけと。偶然、男性も好きだったなんて滅多にない。
5)芦田さんの女性学は女性を尊敬しているところが女性に対する抑圧になっているが(そう感じる女性がいるのはよくわかる)、これを男性が批判する場合は男性も旧来の男性らしさが要求されて負担ということにすぎない。男性が処女性を大切にしてあげたら安易に手を出せませんしね。所詮、遊べないというだけのこと。男女平等はずるい男にも都合がいい。全て自己責任ということになるから。
最後に)結局、多くの現代女性は、男性が楽したいから「男女平等」を唱えていることに気付かない。ジェンダー文化論(否定)派もそう。芦田さんの女性学はそのことに対するアンチテーゼには充分なっている。私たち女性は平等論やn個の自由論にこそ注意すべき。→「にほんブログ村」
(Version 2.0)
<画像:にほんブログ村 教育ブログへ> ※このブログの現在のブログランキングを知りたい方は上記「教育ブログ」アイコンをクリック、開いて「大学」「専門学校教育」を選択していただければ現在のランキングがわかります)