マイケルジャクソンのTHIS IS IT(http://www.amazon.co.jp/マイケル・ジャクソン-THIS-特製ブックレット付き-Blu-ray-ケニー・オルテガ/dp/B002UHJ9EO/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1264762715&sr=8-2)、絶賛されていたので、昨年予約し、発売日当日AMAZONから送られてきて楽しみに見せてもらったが、このアルバムのどこがいいのか。さっぱりわからない。
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一番悲しかったのは、マイケルが観客のいないコンサート会場で歌い続けることだ。もちろん練習中の収録ビデオだから、当たり前と言えば当たり前。
しかし本番の放映のない練習中の映像だけの発表を果たしてマイケルが望んだかどうか、私は理解に苦しむ。
実際の映画館での上映では、その場自体がコンサート会場のようになって盛り上がった、お前はDVDで自宅で見てるからケチをつけてるだけという意見もあるだろうが、私はそうは思わない。
観客なしの舞台上のマイケルを見て、何をどう盛り上がれと言うのか。踊り騒ぐ連中の方が遙かに残酷。それはたぶんにわかマイケルファンみたいなものだろう。
マイケルが生きていればこんな作品は存在しなかったに違いない。当たり前と言えば当たり前のことだが、スターにこういった乱暴な出来事はつきもの、有名税みたいなものというタカをくくったような見解には私は与(くみ)できない。
というのもこういった残酷なショービジネス自体が不世出の天才マイケルジャクソンの早死を招いたのだから。
その上作家の草稿集が作家の死後に出版されるのと違って、歌手やダンサーは舞台と一体になってはじめてアーティスト。その一体感の昂揚を目指して空席のコンサート会場で報われぬリハーサルを行うマイケルを私はどういう気持ちで見ればいいのか。
このDVDの空席のコンサート映像を見て、感激するよりは涙したファンがたくさんいたに違いない。私もその一人だ。THAT IS IT、何が「盛り上がった」だ、冗談じゃない。「ファン」というものはある意味残酷なものだ。→「にほんブログ村」
(Version 2.0)
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