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私は今年四月に買ったばかりのノートパソコンVAIO Type T(http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGN-T70B/)を先週、VAIO Type Z(http://www.vaio.sony.co.jp/Products/Z1/index.html)に買い換えた。VAIO Type Tの方は息子に売ることにした。Type Tは30万円もしたものだが、それを10万円で息子に。
なぜ、そんなことになったのか。
●ノートパソコンは大きいほどいい ― キータイピングの快適さとモニタの解像度
一番大きな理由は何か。それは簡単に言えば、やっぱりパソコンは大きいほどいいなぁ、ということだ。
大きさのメリットは、キータイピングの快適さとモニタの解像度。この二つしかない。
1)キーボードのモバイルノートにとっての快適さとは
では、キータイピングの快適さとは何か。それは普段デスクで使っているキーとできるだけサイズを変えないことだと思う。それもあって、私は職場(学校)でも自宅でも同じキーボードを使い、またノートパソコンとの相性も考えあまり大きなキーボードは使わないようにしている。テンキーは独立しているにしてもカーソルキーまでもが独立しているようなホントのフルキーボードは使わない。
私のデスクPCのキーボードのテンキーを省いた文字キー+カーソルキーの横サイズは約29.5センチ。一文字の文字キーのセンターから隣の文字キーのセンターまでのサイズは2センチ。
だから、ノートパソコンのキーの快適な操作とは、私にとっては、文字キーが間隔が2センチのキーボードが理想。そして、そうなると横サイズ30センチは超えるノートパソコンが必要になるということだ。
VAIO Type Tの横サイズは27.7センチ。VAIO Type Zは31.3センチ。VAIO Type Tのキーピッチは1.7センチ。Type Zは2センチ。少なくともキー入力、という条件では今回のVAIO Type Z購入で、私のデスクPCの環境とノートパソコンの環境とは「同じ」になった。
2)モニタの解像度
もう一つの大きさのメリットは解像度。ネットパソコンの大半は、SVGAで横800×縦600。XGAで横1024×縦768ドット、SXGA で横1280×縦1024ドット。
ネットパソコンの縦600というのはきつい。ほとんど役立たない。縦768でやっと何とか利用できる。縦解像度(垂直解像度)が1000を超えると快適だが、そんなモバイルノートパソコンはほとんど存在していない。15インチを超えるノートパソコンでさえ1000前後だ。
解像度は上げれば上げるほど情報量は多くなるが、文字は小さくなる。画面サイズを無限に大きくできないノートパソコンの条件では、1000を超えると厳しい。
モバイルノートの代表格パナソニックの「レッツノート」でも一番大型の14.1型モニタ搭載の「F」シリーズ解像度はWXGA(1280×800)。縦解像度は800しかない。しかも重さは1.65キロ。1.65キロではモバイルノートとは言えない。
レッツノートは12.1型の「S」「N」シリーズでもWXGA(1280×800)。たぶんこのあたりが実用性の限界なのかもしれない。
一方VAIO Type Tは11.1型ワイドモニタで解像度:1366×768。また私が買ったVAIO Type Zは13.1型ワイドモニタで解像度は1600×900。ワイド画面の11.1型でも13.1型でも、この縦解像度の文字の小ささは気にならない。モニタ性能ではレッツノートにVAIOは完全に勝っている。
ちなみにワード文書でデフォルト設定のままの表示行数(操作リボン最小化状態で)は、768〜800解像度の場合、一画面20行前後(100%サイズ表示)、VAIO Type Zの900解像度だとこれが26行まで表示できる。800と900の差は大きい。
しかもVAIO Type Tの重さは1.1キロ、Type Zでも1.35キロ。1.35キロで1600×900のモニタを持ち歩けるのだから、仕事場の外でもPC環境はほぼストレスのない状態で保つことができる。
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