今年も昨年に引き続いて(http://www.ashida.info/blog/2008/12/5.html)、恒例の12月年末買い物推薦特集を掲載します。とりあえずは今年のベスト5を上げておきます。ボーナスの出なかった人もこれらを買えば、楽しいクリスマス、お正月が過ごせます。決して後悔しません。
【第一位】インナーイヤー型イヤフォン→「ゼンハイザーIE8」
第一位に輝いたのはインナーイヤー型イヤフォン、ドイツの「ゼンハイザーIE8」。
今年の買い物で、一番感激した買い物は、iPhone用のイヤフォンだった。ゼンハイザーIE8(http://www.sennheiser.co.jp/jp/icm_jp.nsf/root/products_headphones_ear_monitor_05341j_20081202062707_3#)だ。
これまではSONYの名機MDR-EX90SL(http://www.amazon.co.jp/SONY-密閉型インナーイヤーレシーバー-「N・U・D・E-EX」-MDR-EX90SL/dp/B000FAL7P2)を使ってきたが、IE8の音を聴いて人生観が変わるほどの衝撃を受けた(それほど私の人生観は軽いのかと思うなかれ)。
ヨーロッパの音響メーカーをバカにしてはいけないと久しぶりに思わせる名品だ。
IE8の特長は低音にある。それも低域をならすための低音ではない。中高域が艶(つや)を持ち始める低音なのである。
IE8には無駄とも思える低音の増幅調整が付いているが、ミニマムで充分なくらい。
SONYの名機MDR-EX90SLの透明感のある高音はソースによってはシャカシャカ感が耳について聞きづらいこともあったが、その唯一の欠陥を補って、中高域をつややかに聴かせるのがIE8。IE8は、中高域をフロアースピーカーのように余裕を持って鳴らずイヤフォンなのだ。
もう一つの特長は、IE8の音の立ち上がり感、スピード感。これは小さなアンプしか持っていないiPod、iPhone、Walkmanなどのモバイルプレイヤーにとっては福音。音の勢いが他のイヤフォンに比べて全く違う。SONYのイヤフォンは全体的に感度はいい方だが、IE8の前ではさすがのMDR-EX90SLも色あせてしまう。
私は同時期にオーディオテクニカのヘッドフォンATH-A500(http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/ath-a500.html)、ATH-ESW10JPN(http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/ath-esw10jpn.html)、ATH-W1000X(http://www.audio-technica.co.jp/products/hp/ath-w1000x.html)とIE8とをじっくり聞き比べる機会をもったが、これらの中高級ヘッドフォンと比べてもインナーイヤー型のIE8は全く遜色のない音だった。特にiPod、iPhone、Walkmanなどで聴く場合には、IE8の方が遙かにいい音がする。
価格コムで買えば今のところ25,000円前後で売っています。「高い」買い物かもしれませんが、「人生」が変わります。それにこの金額で「贅沢」を味わえるのなら、「安い」買い物です。バッハのバイオリン協奏曲が本場ヨーロッパの音で味わえるのですから。森高千里の『雨』もいい音を奏でます。
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→http://www.ashida.info/blog/2009/10/athw1000sennheiser.html
【第二位】電気炊飯ジャー→「東芝RC-10VGC」
第二位は東芝炊飯ジャーRC-10VGC(http://www.toshiba.co.jp/living/rice_cookers/rc_10vgc/).
私の炊飯ジャー選びの基準は、ご飯の長期保存力。
私は米研ぎが大嫌い。ジャーにご飯がなくなりかけると毎回「手巻き寿司」にしたくなるほど、ジャーからご飯が消えるのが鬱陶しい。ご飯がなくなるというのは新年の年が明けるほどの(私にとっては)区切りなのだ。だから、一回につき5合を炊いて、私と家内との食事で3日〜4日は持たせたい。
そんな基準では、東芝製しかないらしい。40時間炊飯ジャー内を真空状態に保つ。真空保存が切れた後も最高71時間経ったご飯を食べたが、それでも充分食べられた。普通の炊飯ジャーなら、71時間も経つと、上部のへりのところのご飯が、ぱりぱりに乾いてしまうが、そんなこともない。大したものだ。
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