大変なコメントが、私の多発性硬化症PDFレポート(http://dl.dropbox.com/u/1047853/%E8%A6%81%E7%B4%84%E7%89%88%E5%A4%9A%E7%99%BA%E6%80%A7%E7%A1%AC%E5%8C%96%E7%97%87%20%E3%83%BB%E8%A6%96%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%84%8A%E9%AB%84%E7%82%8E.pdf)に(「大森」さんという方から)寄せられた。
それは、「インターフェロンベータ1b」はヨーロッパ型のMSのみならず日本型のMSにも効くと立証した「インターフェロンベータ1bは日本人の再発寛解型MS患者において有効である:ランダム化された多施設研究」(2005年2月22日号 Neurology誌)がやはり怪しいというものだ。
私は上のPDFレポートでは、この論文の内容に直接触れてはいない。むしろこの論文の前後の研究(1995年以前から2007年にかけての)を睨みながら、この論文がなぜ存在したのかが「わからない」(わからないが故に「怪しい」)というのが、私の結論だった。
しかし治療の現場では、多発性硬化症には唯一効能があると「立証されたインターフェロンベータ1b」という認識がまかり通っている。
この「大森」さんのコメントは、その立証の根拠となっている「インターフェロンベータ1bは日本人の再発寛解型MS患者において有効である:ランダム化された多施設研究」(2005年)という論文そのものに切り込んだものだ。
「大森」さんは、この論文は「結論ありき」の論文だったと書かれています。
以下が該当部分
--------------------------------------------------