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岩波新書『新しい労働社会』(濱口桂一郎)と私のキャリア教育論[これからの専門学校]
(2009-10-29 11:48:39) by 芦田 宏直


濱口さんのこの本(『新しい労働社会』)を読んで私に見えてきたものは、雇用問題とは別の外的な関心からのものだ。

私の疑問は、なぜ、(「学歴社会」に批判が多いのにもかかわらず、また雇用の流動化が進んでいるのにもかかわらず)依然として一流企業には一流大学の出身者が多いのか。

しかも一流大学であればあるほど「職業教育」「キャリア教育」と無縁な学校ばかりであるにもかかわらず、なぜ(結果的には)もっとも有効な企業「接続」が可能になっているのか?

また専門学校の職業教育は、なぜ職業教育一般を担えなかったのか? なぜ日本では「職業教育」が「普通」(普通科)教育よりも「格下」(文科省答申)扱いされざるを得なかったのか。

「頭がいい」ことと「仕事ができる」こととは直ちに同じことを意味しないことは、誰にでも自明であるにもかかわらず、偏差値の違いがそのまま就職上の有利不利に結びついているのはなぜか。

それが私が「『高等教育』における『新しい』学校種とは何か ― 『今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について』(中教審「キャリア教育・職業教育特別部会」経過報告)を読む」http://dl.getdropbox.com/u/1047853/ver04%E3%80%8C%E9%AB%98%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%8D%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%A8%AE%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B.pdf で取り組んだ課題だった。

濱口さんの「メンバーシップ型」「ジョブ型」雇用についての体系だった説明は類書の従来の説明とは質的に異なり、あざやかなものだった。この本の中身をもっとも役に立てるのは私しかいない、と思うほどのものだ。著者とは直接的な関心は違うが、私が抱えている数々の難問が「氷解」するという感覚でもあった。

濱口さんは再び私の当該ブログをとりあげ、私の「孤独な作業」について、「孤独な作業ではないですよ」と励ましてもいただいている(http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-66b3.html)。

私も最後の結論部に向かって、孤独ではない作業を仕上げなければならない(苦笑)。→「にほんブログ村」

(Version 2.0)

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