今日は実は大変なことがあった。
<画像:NEWIE8.JPG>※※これが今日の話題の知る人ぞ知るSENNHEISER(ゼンハイザーと読む) のIE8。大阪梅田ヨドバシカメラ前新阪急ホテルの一室にて撮影。
必死になって出張前日に手に入れたオーディオテクニカの定評あるヘッドフォンATH-W1000(http://www.h-kingdom.org/w1000.htm)。
今となっては、出張の移動時間くらいが音楽をゆっくりと聴ける時間。インナー型のイヤフォンでは物足りない。
ただし私はイヤフォンでは、あの(今では手に入らない)SONYの名機MDR-EX90SL(http://www.ashida.info/blog/2006/06/sonymdrex90sl.html)を出た当時から愛用しており、今もこの90SLを愛用している。かれこれ3年に以上経っている。その間、EX500SL(http://www.ecat.sony.co.jp/avacc/headphone/acc/index.cfm?PD=32241)が実質EX90SLの後継機として発売されたが、EX90SLのみずみずしい中高域の音は出せないでいる。
しかし、なぜか魔が差したようにオーバーヘッドフォンでもう少しゆったりと音楽が聴きたい、特に移動中のリムジンや飛行機の中を自宅のオーディオ環境に少しでも近い状態を作り出せないか、と思い始めた。
そこで最近はやりのノイズキャンセリング機能付きのPioneer SE-NC70S(http://www3.pioneer.co.jp/product/product_info.php?product_no=00003390&cate_cd=135&option_no=0)を発売日に手に入れたが、この40年ぶりに買ったオーバーヘッドフォッンが最悪。
EX90SLの音に全く及ばない。最新型でも1万円以下では音が出ないのだ。こもるし、情報量が全く足りない。EX90SLで出ている微少音が聞こえない。「ノイズをキャンセルすると音が無くなってしまった」というか「ノイズを消してまで聞かせる音が無い」というか。情けないことだ。
そこで40年ぶりに調べ始めたら、オーディオテクニカが私好みかな、と当たりを付けた。
結局ATH-W1000に落ち着いたが、ATH-W1000は、ATH-A900、ATH-ESW9に比べて遙かに自然な音がする。昨日自宅に着いてから、音を鳴らし続け30時間はエージングを済ませて今日の出張に挑んだ。リムジンバス(新宿→羽田)、羽田→伊丹で使ってみた。
ところが、これが災難。まず今日は季節外れのように暑かった。リムジンで使うだけでもイヤーパッドの外周に汗が付く。いやな感じだ。それにやはり音が耳の外で鳴っている分、音漏れを避けることができない。小さな音で聞くと、自分自身が聞こえなくなる。
EX90SLよりも解像度も情報量もレンジも遙かに上回っているが、ボリュームを小さくしてしまってはいいところがまったくない。自宅の静かな場所では、小さな音も充分堪能できるが、リムジンバスの中では全くだめ。
しかも音源がiPhone 3GSの貧弱なイヤフォンアウトであるために、ますます小さな音が苦手。飛行機の(騒音の)中ではもっとひどいことになる。
これを解消しようとすると,ボリュームを上げるしかないが、今度は音漏れが気になる。結局、「やっぱりEX90SLはいいなぁ」ということになった。
その上、オーバーヘッドフォンだと、車中、機中でうとうとするときに、顔をささえる手を頬や耳近くの部分に置けなくなる。自慢の北海道アサダ桜のハウジングが大きすぎて邪魔になるのだ(苦笑)。
<画像:W1000(1).JPG>
※これが自宅に届いたW1000。
<画像:W1000(2).JPG>
※頭のささえがウイング状に左右に分散しているため、重みを感じない。