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Dropboxについては以前にも触れましたが(http://www.ashida.info/blog/2009/05/dropbox_1.html)、今回は初めて使った機能を紹介します。
それは公開ファイルの設定です。
前回の記事におけるPDFファイルの公開(http://www.ashida.info/blog/2009/10/post_384.html#more)は、Dropboxを使っています。
Dropboxには、「Public」というフォルダが前もって存在しており、そこに公開したいファイルを保存→公開したい自分のファイルを選択→右クリック→Dropboxを選択→Copy Public Linkをクリック。これで公開操作は終了。
最後の操作である「Copy Public Link」をクリックした段階で、ファイルの公開アドレスが自動的に作成され、同時にコピーもされています(画面上は何も起こらないので少し不安ですが)。それをリンク箇所にペースト(貼り付け)すれば終わりです。ペーストした段階ではじめてDropboxが作成した公開アドレスがわかります。
この公開アドレスは、そのままブラウザのアドレス入力窓に貼り付ければ、ブラウザ上からアクセスできます(PDFファイルを見るときにはPDFリーダー、MS-OFFICEファイルを見るときにはMS-OFFICEアプリが必要ですが)。
公開ストレージサービス等の手を借りずに、自分のパソコンのファイルエクスプローラー上のフォルダ内の右クリック操作で瞬時に自らのファイルの(世界大の)公開アドレスが作成できるということです。
これは、自分のパソコン内のファイルエクスプローラーフォルダに収まっているすべてのファイルにアドレスが作成できるということです。自分のファイルを選択して3回のクリックで世界大に通用するアドレスが出来上がります。たぶん世界最速の公開操作です。
最近特に思うことですが、情報社会やインターネットの社会は、近代化(ポスト近代も含めて)の本質である「相対性のめまい」「相対性のるつぼ」(P.L.バーガー)のように見えるがそれでは事態の半分しか見えてこない。
インターネットの活性化の根拠は、アドレス作成にある。「世の中には何一つ同じものはない」ということがもし本当だとしたら(ここではとりあえず仮定法で書いておこう・苦笑)、ネット世界における〈アドレス〉は、まさにそれを地でいっている。「同じ」事態に〈アドレス〉が二つ存在することはない。二つ以上存在すれば、それはネット上では機能しない。
「二個の者がsame spaceヲoccupyスル訳には行かぬ」(夏目漱石)。
ネットで「情報」が流通するためには〈それ〉に唯一無比な「アドレスがある」ことが必須である。Dropboxは、それをファイルエクスプローラにおいて右クリック一つで瞬時に生成する。世界に一つしかないアドレスを。
※これがそのDropboxによるアドレス形成↓ < ページ移動: 1 2 >
http://dl.getdropbox.com/u/1047853/ver04%E3%80%8C%E9%AB%98%E7%AD%89%E6%95%99%E8%82%B2%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8C%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%8D%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%A8%AE%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B.pdf
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