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早速、閣内不一致が生じ始めた。予想したとおり、国家戦略局の菅担当大臣と岡田外務大臣、および藤井財務大臣との間で(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/302427/)。
また原口総務大臣vs亀井金融・郵政改革大臣との間でも起こっている(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000018-maiall-pol)。
前者は予算の決定権はどちらにあるのか? 後者は郵政改革プランの決定権はどちらにあるのか? で早速もめている。しかもどちらもマスコミにそれが漏れている。漏れているどころか、藤井大臣と亀井大臣は記者会見で自らの権限を強調している。
閣内で議論するのはいいが、閣外にその内容が漏れるのは最悪だ。こういった混乱は畑山内閣特有の問題ではなく、スタッフ組織とラインとの間には付きものの混乱。
国家戦略局と行政刷新会議は、総理大臣の「スタッフ」組織だから、組織上のラインとしては総理大臣からのラインとしてしか機能しない。
それを図示すると以下のようになる。
<画像:last0-412663c9ac734b79.jpg>
※黄色いゾーンが頭脳ゾーン、緑のゾーンが執行ゾーン。建築でいえば、黄色いゾーンが「設計」ゾーン、緑のゾーンが「施工」ゾーンだ。この組織図は私の渾身の自作図(苦笑)
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