今日のコミュニケーション問題は、空港アテンダント。私の経験では、空港の地上アテンダントのレベルは、登場手続き前のカウンターアテンダントよりは搭乗カウンターのアテンダントの方がはるかにレベルが高い。
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※この座席券が今日の話題の鍵を握っている。一生忘れない。
私は、いつも座席を「最後尾の通路側(中央列の場合)」か、「最後尾の窓側(隣の窓側)」にしている。
※ジャンボ機の場合、二席連座の窓側席+中列三席連座の中央列席+二席連座の窓側席の構成が基本構成。コンピュータの予約システムは、まず窓側席から予約を取り、次には中央列の通路側を取り、次には窓側席の通路側を取りというような感じで予約受付デフォルトが出来上がっている。その場合も後部座席は全般にロックされている。
その理由は、飛行機の座席は前部から埋まっていき、その結果、後部ゾーンは多くの場合空き席が多いからだ。人に囲まれないでゆっくり、ゆったり乗れる。大概の場合、全体座席の20%ぐらいが平均して空いているがそれらの20%は後部座席に集中している。
しかし厄介なのは、これらの最後尾席は、コンピュータ予約では予約できない。JTBのような旅行代理店の窓口でも予約できない。コンピュータ予約では、後部は最初から団体客や不意の複数予約に対応するために直前までロックされている。移動のための乗務員用の席としても使うためロックされている。その上、他人に顔を見られたくない人たち(売れない芸能人か暴力団を含む犯罪者系の人など)の搭乗のための席としてもロックされている。だから、コンピュータ上は後部座席ほどいつも満席扱いになっている。実際はがらがらなのに。
したがって私はいつも空港で「座席変更」の手続を取ることにしている。ところが、空港内でも自動登場手続き端末では、後部座席のほとんどは(搭乗直前であっても)なおロックされている。だから私はずらりと並ぶ空港内の端末でも「座席変更」手続は取らない。
後部座席を確保するためには、空港内の受け付けカウンターまで行かないとダメ。ここで最初の地上アテンダントとの出会いがある。しかし、ここでも後部座席はロックされている場合がある。この間なんかは、「お客様、どうしても、近隣の席に座られたくない別のお客様がお座りになっていてお席を取ることができません」「どんな客だよ、それ(苦笑)」「申し訳ありません」ということになって、結局、JTBで予約していた中列あたりの窓側を覚悟せざるを得なかった。
しかし、それでもあきらめてはいけない。これはまだ序の口。自由度が効くのは、搭乗カウンターのアテンダント。危険物チェックゲートを入って、飛行機に乗り込む直前の受け付けカウンターだ。このカウンターは、本当の座席状態をすべて開示してくれる。
ここで、私は先ほどの予約変更のやりとりがなかったことにして「座席変更したいんだけど?」と必ず聞くことにしている。
「最後尾の窓側空いてる?」
「今日は、どうしても隣席を拒まれるお客様が搭乗されておりますが、反対側の窓側でもよろしければお取りできますが」
「さっき、受付でその件でダメだといわれたのよ(苦笑)」
「そうでございますか、お客様、ふつつかな対応をしたかと思いますが、お許し下さい。事情をご理解いただければ、反対側の最後部座席をお取りいたしますが」
「いいよ。それで」。
「わかりました。ただいま座席変更させていただきます」