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【第二版】見ましたか、聞きましたか、スーザンボイルの歌声を ― 失意の内に希望を失った人々全てに捧げます。[日常]
(2009-04-19 19:30:05) by 芦田 宏直


とりあえず、下のYouTubeビデオを見てください。

http://www.youtube.com/watch?v=vMVHlPeqTEg

私はこの際、黙っておきます。文章では、この際、歯が立ちません(苦笑)。今も泣き続けています。

たった1週間で世界中に広まったスーザンおばさんだが、このおばさんのすごさは、人に知られようが知られまいが、〈スーザンである〉ことにある。存在そのものが、すごいのだ(泣)。わかるかな。メディアの問題じゃないよ。バカだよな、ネットもマスコミも。スーザンボイルは、メディアそのものを否定しているのよ。そのことに人は感動している。わかるかなぁ、この感じ。

この歌番組は、イギリスの新人歌手発掘番組らしい。欽ちゃんの「スター誕生」みたいなもの。そのステージに、スーザンおばさんが突然出てきたものだから、審査員も会場の人たちもびっくりして、認めようとしなかった。そこから始まるのが、このビデオのシーンだ。

スーザンが歌っているのは、ミュージカルのレ・ミゼラブルでファンティーヌが失意の中で歌う歌。

"I DREAMED A DREAM"

dreamed a dream in days gone by
When hope was high and life worth living
I dreamed that love would never die
I dreamed that God would be forgiving.

Then I was young and unafraid
And dreams were made and used and wasted.
There was no ransom to be paid,
No song unsung, no wine untasted.

But the tigers come at night
With their voices soft as thunder
As they tear your hope apart
As they turn your dream to shame.

He slept a summer by my side,
He filled my days with endless wonder.
He took my childhood in his stride
But he was gone when autumn came.

And still I dreamed he'd come to me,
That we would live the years together
But there are dreams that can not be
And there are storms we can not weather.

I had a dream my life would be
So different from this hell I'm living,
So different now from what it seemed
Now life has killed the dream I dreamed.

同じ歌を岩崎宏美が歌うとこうなる。

岩崎宏美も頑張っているが、なぜスーザンよりダメかというと、一行、一行、一言、一言でしか歌えていない。聞いていても「うまい」と思うだけで、歌の像(イメージ)が浮かばない。歌の言葉も散文も、その本質は、自己を否定して像に向かわなくてはならない。そうでないと人々は感動しない。人が感動するのは、歌の言葉にではなくて、それが喚起するイメージ(事実や現実といってもよい)によってなのである。「うまい」と思わせたら失敗なのだ。

でもこのビデオは何度見ても元気が出てきますね。明日はブルーマンデイですが、「早く来いよ、月曜日」という感じがしてきました。

(Version 3.0)

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