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いよいよ明日(もう今日ですが)は、予告しました(http://www.ashida.info/blog/2009/02/4_it4.html#more)、IT人材4年制カリキュラムの発表会です。
たぶん少なくとも日本では初めての本格的な人材教育4年制カリキュラムの発表会になります。経産省系の基本情報やITSS、J07的な「あれもこれも」の情報教養主義的な情報カリキュラムではなく、具体的な人材目標に即した3000時間を優に超えるカリキュラムは、これが「本邦初」です。
明日は全4年間、90分単位のシラバス=コマシラバスを用意してお待ちしています。インターンシップやPBLで時間稼ぎをしたようなふやけた内容は一切ありません。ぜひご参加下さい。ただしすでに昨日の段階では満杯です(こんな堅い話題にしてはよくお集まりいただきました)。椅子だけの席でよければまだ入れると思います。「芦田に言われた」と言ってもらえれば、何とかなると思います(苦笑)。申し込みの電話をかけるより、直接現地へ来るのが一番です。市ヶ谷駅徒歩3分です。もちろんこれだけの発表でも参加無料です(苦笑)。
以下は、現在における明日の発表案です(ワーキンググループの担当者の発表原案です)。まだ30%くらいは変わります。たぶん徹夜です(笑)。
●ソフトウェア開発における技術動向
1)ソフトウェア開発の現状
2)有効性の高い技術の条件
3)オブジェクト指向開発の効果(分析・設計・実装)
4)オブジェクト指向技術のニーズ
●オブジェクト指向技術とWEBプログラミング技術の関係
1)オブジェクト指向技術は方法論(専門学校で「オブジェクト指向学科」は成立しない)
2)WEBプログラミング技術は実環境に関する技術
●IT人材のニーズ動向
1)IT人材の割合(組み込みか企業ソリューションか(IPA))
2)WEBプログラミング技術のニーズ
WEB開発系言語の求人状況(ワーク)
組み込み系開発言語の求人状況(ワーク)
3)求められるIT人材の職種と人材
ITアーキテクト・プロジェクトマネージャ
アプリケーションスペシャリスト
ITスペシャリストが求められている (IPA)
ITアーキテクト・アプリケーションスペシャリスト・ITスペシャリスト(IPA)
プロジェクトマネジメント
●技術動向と人材ニーズ動向のまとめ
●専門学校におけるオブジェクト指向技術・WEBプログラミング技術教育の動向
1)分析・設計・実装に関する教育比率(プログラマー・SE・ITアーキテクト)
2)「基本情報処理」の影響(経営系問題の比率が30%もあることの問題)
●大学におけるオブジェクト指向技術・WEBプログラミング技術教育の動向
1)実装に関する教育
2)設計・分析に関する教育
3)WEBプログラミング技術に関する教育
●就職後の企業内教育の現状
1)企業内教育の実態(量)平均日数
2)企業内教育の実態(質)満足度
3)オブジェクト指向技術の研修の例
4)WEBプログラミング技術の研修の例
5)大企業では、「育成の費用対効果の明確化」が課題となっている。
中小企業では、「育成の費用そのもの」や「指導人材の不足」が課題とされている。
6)研修サービス企業のIT人材教育における問題点
●IT人材の技術レベルと教育効果
1)教育効果はあまり見られない(日経)
2)経営側の満足度は低い
●日本のITエンジニアを支えるもの
1)IPAX2008における「貪欲に学ぶ気持ちを持っていて、環境適応力が高い人」発言
2)「基本情報処理」の効果−合格率と教育コストのバランス(わずか0.3レベル(ITSS標準におけるレベル差)
3)実践で実力が磨かれるという現状の問題 ― 「情報/工学系の大学でITエンジニア教育に携わっている人々には、不本意な結果かもしれない。」
●カリキュラム形成−脱「基本情報処理」
1)「基本情報処理」の総花的傾向に合わせた場合の教育効果の問題
企業が求める「基本情報処理」
試験勉強主義(技術力向上効果は0.3)
学習意欲の持続("基本"を勉強し続ける→実質がない)
専門学校生が勉強する動機は"自分で作ったものが動くこと"
2)「基本情報処理」の出題傾向よりも、技術動向に従う(技術に対するポリシー)
新「基本情報処理」試験は「マネジメント系」・「ストラテジ系」の問題比率が30%に増大
技術動向から主体的にオブジェクト指向技術やWEBプログラミング技術を選択
●カリキュラムの全体像1
1)2年制カリキュラムの限界(分析段階を扱いきれない)
2)分析・設計・実装−従来の専門学校カリキュラムとの違い
3)実装と実装パターン−両カリキュラムとの違い
4)4年制カリキュラムによる到達点
ITアーキテクトに至る
プログラマーからITアーキテクトへ
プロジェクトマネジメントは?
●カリキュラムの全体像2
1)IT基礎知識の比率を最小限に
2)分析・設計・実装でほぼ50%
3)目的と方法論の融合−大学カリキュラムとの違い
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