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就職活動が最も盛り上がる時期だが、大概の専門学校では、早くても年明けの今ぐらいの時期からやっと動き始める。大学生は、すでに3年生の9月から動き始めるというのに。専門学校生が大学生に負けない就職を勝ち取るためには、1年生(2年制の場合)の秋から動き始めないとダメ。そうでないと「就職の専門学校」は出がらしのような就職しかできない。
専門学校は約半周遅れて就職活動をしている。最初から大学生と戦う気がないのだ。秋から採用活動を実質的に開始する「一流」企業群は「エントリーシート」の段階で「専門学校」の選択肢を排除している。そしてまた専門学校もそれに合わせて、年明けから就職活動を開始する。差別談合だ。
私がそんなこんなの半周遅れの就職活動を実感したのが、息子の就職活動の様子を知ったときだった。昨日の夜、ひょんなことで検索にひっかかったのが下の記事(http://id30.fm-p.jp/32/seishunlemon/index.php?module=viewdr&action=pdetail&stid=3&pw=&date=20090104)。思わず笑ってしまった。なんと私の息子が実名(芦田太郎)で出てくる。昨今の大学生の就職の感覚がよくわかる。私自身は「紅白歌合戦の批評をするブログが有名な『芦田宏直』という人」だって。喜んでいいのか、悲しんでいいのか。
これを読んでいると大学生の就職がいかに不安定なプロセスの中で決まっていくかがよくわかる。通常、高校卒業時点では、選択肢を狭く限らないために大学進学を選ぶ高校生が多い。専門学校進学は18歳で自分の職業選択を決める(決めることを強いられる)ようなもので「優秀な」学生はその危険性を避けようよしている。
しかし、そうは簡単ではない。大学生は進学の入り口のところでは自由だが、卒業時点の就職選択では全く危険。学んだことを活かせる就職にならないからだ。22歳になっても「好きなこと」くらいでしか会社を選べない。その分、専門学校生は自分が何を基準に会社を選べばいいのか理解できている。大学生の危険は、4年後遅れてやってくるだけのことだ。それがひしひしと伝わってくる。
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紅白歌合戦の批評をするブログが有名な「芦田宏直」という人(専門学校の校長をやってるみたいです)のブログを見てたら(http://www.ashida.info/blog/cat20/)、その息子がテレ朝に就職したということが書いてあったんで、検索してみたところブログ発見!
見てみたら就活に関することが書いてあったんで(http://www.ashida.info/blog/2007/07/post_213.html)、読み漁ってました。
ちょっと読んで文章から知性を感じたんですが(父親も批評は結構まとを得てるし博識な人っぽいんで)読めば読むほどこの人の思考能力の高さがわかるし、人間としての質の高さも感じました。
就活に関しては結局、広告では電通、博報堂、テレビはテレ朝、商社で三井物産とそうそうたる企業に受かったみたいですが、色々考えた結果(気になる人はブログ見てね)テレ朝に決めたみたいです。
このブログを読んで就活(というか就職)についての見方をもう一度考えながら就活をやっていこうと思った。
具体的には、業界選びや会社選びの基準。
当然「仕事、業務内容」、「適正」「会社の規模や成長性」、「働いていて得られるもの」っていうことが基準にはなる。
ただ、「会社の社風」や「趣味との兼ね合いや自分のやりたいことかどうか」っていうことも大切っていうこと。
ブログに書いてあったことでは、元々は商社に行こうとしていたが、悩んだ結果「テレ朝」に就職を決めた。
その最後の要因は、テレ朝の内定者による「ミュージックステーションの見学」で「俺はテレビが好きだ。この世界で働きたい。」という確信を得たということ
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