私の2日間の講義について、いくつかの疑問・質問点が受講者の間から出てきました。どれもこれも古くて新しい専門学校教育の核心になる諸課題ばかりです。それは以下のようなものです。
1) 「マナー教育について」(3つの質問)
2) 「資格教育と実習教育の問題点について」(3つの質問)
3) 「教員組織の階層化(教員キャリアパスの形成)について」(9つの質問)
4) 「担任制の問題について」(1つの質問)
5) 「コミュニケーション教育について」(3つの質問)
6) 「就職指導のあり方について」(7つの質問)
7) 「インターンシップ教育について」(1つの質問)
8) 「大学全入問題&これからの専門学校のあり方について」(8つの質問)
9) 「在籍率の定義について」(2つの質問)
10) 「履修判定(期末試験)のあり方について」(4つの質問)
11) 「カリキュラム開発の手法について」(4つの質問)
12) 「補習教育のあり方について」(3つの質問)
13) 「基礎教育主義について」(1つの質問)
14) 「募集と高度教育との関係について」(1つの質問)
15) 「吉本圭一(九州大学)の専門学校レポートについて」(2つの質問)
全部で52の質問(=疑問)がありますが、このブログ上で一つずつ補講講義をしたいと思います。なお、今回の「マナー教育について」は2日目の補講講義(9:00〜12:00)の延長です。
●専門学校のマナー教育について(受講者の疑問・質問は以下3点)
★「名刺の渡し方は居酒屋でバイトをして一度店長に怒られればすぐ身に付く」。店長に怒られたら、怒られたらうちの学校から今後アルバイトを採ってもらえなくなります。マナーの勉強も「プログラム→設計→分析」の例で言う「土台」と同じ。ならば、授業の中で身に付けさせなければいけないのではないか(Nさん、S専門学校)。
★マナー教育に走るのは問題というのもわかるが、放って置くこともできないのではないか。付け焼き刃であろうとも学校は商品(学生)の外見も気になる(Hさん、M専門学校)
★「あいさつしなさいという指導は(芦田先生が紹介された九州大学の吉本先生が言うように)若者の可能性を「小さくする」とは思えません(匿名)
【以下私の補講】