iPhone 3G のネット利用が新しいのは、何も「マルチタッチ」「ソフトキー」の操作系だけにあるのではない。 iPhone 3G は「3G」の第三世代携帯電話としてだけではなく、Wi-Fi高速無線LANも自動選択で利用できる。現に私の iPhone 3G のネット利用は、半分以上がWi-Fi利用だ。
Wi-Fi高速無線LANは、「速い」と言われている「3G」のさらに倍以上の速さでストレス無くネット利用できる。理論値では「3G」は最高3.6Mbps、「Wi-Fi」は最高54Mbps。
無線LANスポット利用契約に関しては勉強が必要だ。
「livedoor wireless」(http://wireless.livedoor.com/)と「Yahoo無線LANスポット」(http://wireless.yahoo.co.jp/)のサービスに入ろうと思ったが、両者それぞれ月額定額525円。一ヶ月1050円かかる。
Livedoorの無線LANサービスは、山手線内の電信柱を中心に基地を持ち、約8割のエリアをカバーしているという。
Yahooのサービスは、全国のマクドナルドほぼ全店をカバーしている(その他にもJR駅構内、空港やカフェ、マクドナルド外のファーストフード店、大型ショッピングセンター、ホテルなど全国のBBモバイルポイント)。
この二つあれば、まずは問題ない。しかし1050円という費用をどう考えるかだ。
現在、 iPhone 3G のパケット定額料金の最低料金は1029円(12250パケットまで)。それを超えると1パケット0.084円で加算されていき、71250パケットで定額最高料金5980円となる。後はいくらパケットが増えても請求はされない。フルサイトの定額料金としてはどこのキャリアもこれくらいだろう。
ただし、 iPhone 3G はWi-Fi対応。3Gの2倍以上の高速無線LANが利用できる。自宅内のネット利用をいちいちパケットが加算されていく3G電話回線を通すのもバカらしい。今時無線LAN(=無線ルータ付きモデム)なんてどこの家にもあるだろう。これを使わないで「3G」とは言え、自宅PCのネット利用よりもはるかに遅い(しかもお金のかかる)電話回線を使ってネット利用する方が不自然に決まっている。
iPhone 3G は3G回線(最高3.6Mbps)はもとよりWi-Fi(最高54Mbpsの高速無線LAN)を自動利用できる。Wi-Fiスポットを感知したら自動的に iPhone 3G 画面に表示しつなぐかどうか聞いてくる。東京であれば一歩外へ出れば、必ずどこかのWi-Fiスポットの表示が(自動的に)出る。新宿などにでれば、一画面に何個も出てくる(もちろん無料で使えるものは少ないが)。