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 番号 日付  題名 投稿者 返信元  読出数
303 5/27(木)
09:20:26
 授業感想が学生からメールで来ました。  メール転送 芦田宏直  No.297  3956 

 
学生から、「G教員」である私(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=297)にこんなにありがたいメールが、真夜中に(1:40に)届きました。

こんにちは or こんばんは。

私は東京工科専門学校に通うインターネットプログラミング科1年の学生です。

遅れながら校長の特別授業おつかれさまでした。

なぜ今頃メールをさせて頂いたのかというと、休みの間ふとまた校長のお書きになった論文「ハイパーテキスト論」(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=30)を読み直したからです。

内容は難しいです。半分理解して半分理解できたのかちょっと不明であります。しかし、言いたい事がよくわかります。だから飽きずに読んでいられるのだと思います。飽きないのは自分が知りたい事、勉強したい事だからなのもあるかもしれません。

だけど、とても面白い論文でありました。

校長先生の授業はとても面白かったです。他の人達はどう思っているかわかりませんが、少なくとも私はとても勉強になったと思っております。授業の進め方、教え方、覚えて欲しい所など、そこがハッキリしているため私は授業を受ける側として本当に楽しかったです。これからも学校のために頑張ってください。(了)


※こんなメールをいただくと、教員は、「教師をやっていてよかった」。「教員冥利に尽きる」なんてよく言うものだが(私も実際、そう思うが)、しかし、そもそも授業に不満を持っている学生は、何も言わないし、黙っている(不満を口に出して言う学生はまだましな方だ)。そしていつの間にか学校から去っていく。こちらの方が学校にとっては深刻だ。「AG評価」は、そういった学校が一番おろそかにしてしまっているもの(忘れがちにしてしまうもの)のためにこそ、ある。要は、毎回授業やるたびに、全員の学生がこんなことを書いてくれる学校にしたい、ということだ。

※これを書いてくれた学生へ

こういったものを返信するときには、もっと具体的に(ウソでもいいから)、著者のテキストの一部分(や授業内容の一部)などを引用して、ここがよかった、ここが今少しわからないところでした、などと書くと、もっと著者に気持ちが伝わります(以前、ゼロックスの社員にそんなことを書いたことがあります。「芦田の毎日」171番http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=171.160.2)を参照してみてください)。これは、たとえ、どんなに短い返信であっても(時間がなくても)そうすべきです。"共感"というものは、具体的でなければいけません。そうでないと単に徒党を組むだけのものになってしまうからです。具体的であれば、「そうか? 俺はそうは思わない。なぜなら…」というふうに反論も具体化する。具体性というのは知性のもっとも大きな指標です。子供の方が絵を描かすと抽象的な絵を描くでしょう。抽象的というのは知性や感性の初期形態であって、具体性の方が、むしろ高度なのです。インターネット上の掲示板でありとあらゆる人たちが書き込みをやり始めていますが、そのほとんどが"抽象的"です。これではいけません。以上、校長の「コマ補習」(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=299)でした。


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