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学術論文にもFail Safeは必要 ― その後の「インターフェロンベータ1bは日本人の再発寛解型MS患者において有効である:ランダム化された多施設研究」論(2009-11-14 01:25:05)へのコメント


by 大森(2009-11-14 08:04:49)

芦田さん

私信です。

前回の投稿から、4度ほど投稿しましたが、掲載されないようです。芦田さんの目だけに触れるものになってもかまわないと思っていたのですが、XさんとPさんの議論を読んでいても、(私が思う)大切なポイントについての言及はないようですので、ぜひ、掲載していただければと思います。

あるいは、せめて、Xさんに転送していただければありがたいです。Xさんは基礎の研究者とのことですので、人を対象とする治療の効果を、人を対象として検討する臨床研究には、その実施や報告のあり方に、厳密な国際的なとりきめや制度があること、取り決めや制度の内容、そしてとりきめが研究者にも医学雑誌にも往々にして守られておらず問題になっていることをあまりご存じではなかったようです。もちろん、こういった臨床研究をどう実施し、どう報告し、どう評価するかという分野は比較的若い分野ですし、ましてや基礎の研究者であるXさんがこれらの取り決めやルールをご存じなかったことについて何か思う気持ちは全くありません。ただ、臨床研究のルールについて(少なくとも、ルールがある、ということについて)知っていただければ、Xさんのこの研究に対する見方が少し変わるのではないかと思います(変わらないかもしれませんが、よって立つところは、少し変わると思います)。

すでに投稿しているのは
サンプルサイズについての短いコメント、
Pさんの一番最初のコメントについての短いコメント、
Xさんの一番最初のコメントについての長すぎるコメント、
Xさんの二番目のコメントについての短いコメント、
です。

このうち、Pさんの一番最初のコメントについてのコメントは、Xさんのコメントとかなり似ています。重複になりますので、掲載してもらわなくてもいいです(もちろん、してもらってもいいです)。

これらのコメントは、前回同様、感想欄に記入したのですが、もし届いていないようでしたら、教えて(つぶやいて)ください。再送します。

また芦田さんご自身のご感想はないようですが、疑問点は整理されましたでしょうか。ツイッターのほうでも、意見を求められていましたので気にしています。この論文の評価について私が芦田さんの役にたてることがあれば、そうしたいと思っています。


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