by masa(2009-02-22 02:18:29)
夜中に起きて拝読させて頂きました。
「頭のいい」文系大学生(さえも)が一人で勉強しても取得できる程度の「基本情報」を、専門学校が2年間かけてやっと取れる現状(それでも専門学校の平均合格率は40%以下だろう)で、「『基本情報』を外してもいいのか」というのは、どういう質問なのか。私には理解できない。
↑まさしくその通りです。
今の専門学校の大半は、このような現状です。だから、整理が必要です。
と言うより整理されています。
「企業」が、「社会」が望む人材とは何か? これが理解できていない関係者が多すぎです。
しかも「企業」経験が無い、もしくは少ない、またはそのような人との交流がないから、リアルな情報を手にしていない。
そうなると教育できなくなるに直結してしまう。
さらに質の悪い「マナー教育」「一般教養」という授業を増やしてしまう。
シラバスを見ると「一般教養」=「漢字教育」と思っている専門学校が多々ある。ビックリします。
専門学校の経営陣もしくは教務の中心者は「ふざけている」の分類に入る方が多いですよ。
「人材育成」は「出口」だけが重要ではありません。これは断言できます。
重要なのは、卒業後(社会人になって)9年後です。
ある規模以上の企業(年商2000億円以上)は新社員に対して、3年、6年、9年、12年、15年で分岐路を設定しています。
その中で一番重要になるのが9年時です。これを知らないで
人材教育は出来ないと思います。
つまり社会人9年生の像を描いてカリキュラムを構築しているのか?と言うことです。生意気に聞こえるかもしれませんが、
これをやらないといくら「出口教育」「出口が重要」「出口勝負」と言っても机上の空論です。
就職させた喜びだけに満足して人材育成をしてないのです。
企業は9年目で「こいつは管理職になれるのか?否か?」を判断します。
つまり「S級社員」以上になれるか?どうか?です。企業が社員の格付けを「J」「M」「S」「G」に格付けします。
それをさらに4段階に。つまりJ−1から始まり、
・
・
・
G−4までです。(12段階)
S以上が管理職です。
9年目までにM−2通過がひとつの分かれ道になります。
この制度は公には絶対になっていませんが、年商2000億円以上、社員数1000人以上の企業の一般的なやりかたです。
M−2を通過する人材像が重要になります。
生意気な意見でしたが、正直な感想を書かせて頂きました。
ご無礼をお許しください。
by ashida(2009-02-22 02:42:15)
>masaさん
いやいや、そういった企業の昇進体系(マネージメントキャリアパス)自体について、経営者も現場も決して満足していない、という資料を添付したのです。
一体全体、人材評価システムは、大企業も中小企業もなく、どこであっても悩みの種です。精緻なITSSさえも誰が満足しているというのですか。そこが見えないからこそみんな悩んでいるのですから。マネージメント系の人材評価システムは精緻すぎても大まかであってもうまくいかないのです。存在したとたんに次のことを考えなくてはならないのが、人材評価というものです。
私が「出口」といったのは入社時という意味で言ったのではなく、高校生の「基礎学力」に対比して使っただけのことです。「出口」というのは、教育目標(終わり)とほぼ同じ意味です。
by 藻朱(2009-03-10 12:12:27)
拝読いたしました。
実際IT業界(NW関係)で働いているものです。
専門学校教育の実態というものをよく知りませんし、企業の昇進体系にも、疎いので、的外れな意見になるかとは思いますが、正直かつ愚直な感想を書かせてもらいます。
まず、基本情報という資格、現場では全く意味ありません。
それを2年もかけてとらせるという学校の目論見も分かりません。
現場で本当に必要になのは、実務経験に裏づけされた知識であって、教養ではありません。
昨今国家資格よりも、実務に近いベンダ資格がもてはやされるのは、そういう背景によるものだと思います(ベンダ資格の問題の原案は、実務で実際起こった障害が下地となってますから。。と言っても限界がありますが。)
「専門学校」というのだから、専門性、実務性を考慮したカリキュラムを考えてほしいと思いました。
たとえば、ベテランエンジニアを講師に招いたり、構築や検証業務を履修科目に入れるなど(難しいとは思いますが)。
勝手なことを書いてしまい、申し訳ありません。
無礼をお許しください。