ウジトモコさん(アートディレクター)・祝スピーチ_2013年8月7日出版記念パーティー(於・日本外国特派員協会) 2013年08月10日
●ウジトモコさん(アートディレクター)の祝スピーチ
http://www.ustream.tv/recorded/36969901/highlight/395051
(会場でのウジトモコさんの紹介)
ウジトモコさんは、ベストセラー『デザインセンスを身につける』(ソフトバンク新書)の著者。現役のデザイナーですが、たった20人しか集まらなかった著者の最初のツイッター微分論レクチャー(全日空ホテル2010年1月)の参加者の一人。そのレクチャーで最初会ったときは、喧嘩をしていたそうですが、その後こんなに長い付き合いになるとは、と、芦田氏の弁。その年の9月には、ウジさんの主催される「デザインとブランドアイデンティティ」セミナー&特別講演会において、『デザインとは何か ― デザインの哲学的意味論について』という講演まで芦田氏はされるほどの関係に。初回の顔合わせの喧嘩は何だったんでしょう。では、ウジトモコさん、祝スピーチをよろしくお願いします。
芦田先生、今日はおめでとうございます。こんにちは、アートディレクターのウジトモコでございます。私はですね、2009年の秋口頃、ツイッターが楽しくて仕方がない頃に、さきほど津田さんがご挨拶されたように、全く出会う予定なくしてですね、すれ違ってしまいまして(芦田•笑)。
それで、芦田先生はトピックを色々、あのー、「女性」とかですね、「おばさん」とかをディスる(笑)、あと「キャリアウーマン」とかこう大っ嫌いで、色々なトピックがかすりそうなんですけど、私がそのときかすったのは、「マーケティングなんて占いだ」っていうトピックスがありまして(笑)、そのときにかすりまして、で、その後ですね、やはり気になりまして、先生が専門学校の校長先生として、建築科の学生に向かって入学レクチャーされているときに、「デザインとは形をつくるものじゃない、意味を作ることだ、意味を作る人、新しい意味を作る人がデザイナーなんだ」という素晴らしい先生のブログがあって、で、それが丁度2010年で、芦田先生がツイッター微分論を喋りたくてしょうがないときにですね(笑)、「先生、デザインの意味論の講義をお願いできないでしょうか」と言ったら、「ツイッター微分論ではどうかな」ってこう言われたんですが(笑)、そこは、負けないで押してですね(笑)、デザインの意味論をやっていただきました。
そのときですね、 Ustream中継もして、会場も満員になりまして、そしてテキストで、先生の講演を全てフルテキストで起こして下さった方がいて、で、私達はデザイナーですので勉強代わりに組版しまして、で、これはすごい!と思ったんですけど、なかなか本が出なくてどうしたものかなぁと思っていたんですが。
私それがまぁ2010年に先生にデザインの意味論という講義をしていただいてですね、今はもう遥か三年、三年もう経つんですけれども、多分そのとき、先生の講義のですね、35%くらいははっきり理解したと思って、この間ちょっと思い出しまして、チラッと読んでみましたらですね、ちょっと理解度が深まってるんですね。
で、今日皆さんご本をお手に取られてると思うんですが、私も本を何冊か書かせていただいてまして、自分も本を読むのがとてもたくさん好きなんですが、世の中にはですね、読んで終わりの本ってあると思うんですね。
それと逆にですね、思い返して読んでみたら、更に理解が深まってるというか、更にためになる。でまぁ私二冊目の本が出るくらいのときに先生にお会いして、講義を2010年にして頂いたんですが、今年の六月に出た新刊にですね、もうバッチリあの、デザインの意味論の講義から影響を受けた、デザインのロゴの時間性の項目をちょっと書かせていただいて、本当に、すれ違っておいて良かったなぁと、心から感謝しております。
多分皆さんが何度も見返していくきっと素晴らしいご本だと思いますし、私の、先生のブログにもあるんですが、デザインにご興味のある方は先生の(デザインの)意味論、本当に素晴らしい文献なので、ぜひ、ご興味を持った方は、読まれたらいいかなと思います。先生、本当に今日は、どうもおめでとうございます。(2013年8月7日)
※当日の記念パーティー全体の様子のまとめはここにあります→http://togetter.com/li/545497
(Version 2.0)
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