今日は、なぜかついでに病院へ行って万有製薬の「はげ薬」プロペシアを買ってしまった― 「プロペシア」は前立腺肥大にも効能がある! 2009年08月17日
今日は、「学校基本調査」のデータ類を印刷しまくってしまい机の上が惨憺たる状況になったので(http://www.ashida.info/blog/2009/08/2009_3.html#more)、ファイリングケース(バインダー)を買いに烏山駅前の文房具店へ自転車で直行。本当は用事で出ていた全日空ホテルのそばの「丸善」(アークヒルズ内)で買おうと思っていたのだが(丸善には私のお気に入りのファイリングケースがある)、時間がなくて行けなかった。
※これが今日の話題の「プロペシア」。はげの進行が止まる薬だ(苦笑)。
自宅について、すぐに烏山駅前に直行。
しかしファイリングケースだけを買って帰るのはもったいない、と思ったら、飛んでもない用事を思いついた。
最近、私のRSS(Googleリーダー)に以下のような見出しが毎日のように入り込んでいた。
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こんな見出しが毎日のように飛び込んでくる。
そこでクリックしたら、http://aga-news.jp/index.html?banner_id=128、万有製薬の「はげ」薬「プロペシア」のサイトに突き当たった。
たしか4、5年前にアメリカからやってきた医師の処方箋なしには使えない「はげ」薬だ。医学的には「はげ」は「AGA(AndroGenetic Alopecia)」(男性型脱毛症)と言うが、ようするに「はげ」だ。
「男性型脱毛症」は、「はげ」が男性ホルモンと関係しているからそう言われている。
症状として前頭部の生え際と後頭部(つむじを中心とした)が薄くなるのは大概の場合「男性型脱毛症」。最後には両サイド+えりあしの毛髪しかなくなるというものだ。
「男性ホルモン」は思春期にはひげや陰毛などを発達させることもあるが、「テストステロン」という男性ホルモンは、はげや薄毛を引き起こすことがわかっている。
この「テストステロン」が毛乳頭や毛母細胞の中に入ると、「5α-リダクターゼ」という酵素が働き、DHT(ジヒドロデストステロン)というより強力なテストステロンが生まれる。
DHT(ジヒドロデストステロン)は、「テストステロン」の約10倍、活性度が高いと言われている。
そしてこの活性化されたテストステロン=「DHT」が男性型脱毛症=「はげ」に関係している(と言われている)。
仮説1:DHTが脱毛の情報を持った遺伝子に働きかけてはげを進行させる
仮説2:DHTが細胞のエネルギー源であるアデニルサイクラーゼという酵素の働きを抑え、さらに皮脂腺を肥大化させて毛の成長を阻害してしまう
といった原因が考えられているが、まだ全てがわかっているわけではない。
この万有製薬が販売している「プロペシア」は、この「DHT」のはたらきを押さえる薬。
万有製薬の資料では、プロペシアを1日1錠3年間服用した「男性型脱毛症」の男性(20歳~50歳)の98%で、「頭頂部の薄毛進行」が止まり、同じく97%の男性で「前頭部の薄毛進行」が止まったとなっています。
これはこれまでの「はげ」薬の中では決定的な効能です(苦笑)。
私も45歳を過ぎた頃から、後頭部が気になっていましたが、最近は前頭部の生え際も危なくなってきました。日ごとにおでこが広くなってきています。そもそも毛が細くなってきている。これはあきらかにAGA=「男性型脱毛症」です。
大正製薬が「リアップ」(http://www.taisho.co.jp/riup/riupx5/introduce/index.html)を10年ほど前出したときには喜んで飛びついたが、それほどでもなかった。
4、5年前からは「リアップ」のアメリカ元祖版「Rogain」(発毛生分ミノキシジルが「リアップ」よりも5倍入っている)をネットで買い付けていたが、これも思ったほど効果がない。ただしミノキシジル5倍の「Rogain」は、大正製薬「リアップ」よりも半額以下の価格で買えるというのが最大のメリットだった。
※これが今日まで使ってきた「ロゲイン」。並行して使うかどうかは、今後の様子見です(苦笑)。
そこで今回は、医師の処方付きという本格的な「プロペシア」の登場。ただし医師の処方なんて鬱陶しくて長い間関心の外だった。「はげ」で死んだ人などいないのだから。
ところが今回のこのタイトル。
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思わずクリック。「病院検索スタート」(http://www.mapion.co.jp/custom/aga/index.html)だ。そこで私が住んでいる烏山近辺の処方薬局を調べてみたら、駅前に「よしみクリニック」を見つけた。
そこで、たしかこのあたりだったなぁと、今日(ファイリングケースを買いに行ったついでに)自転車でぶらついてみた。
ありました。小さな入口だったけど、皮膚科で女医さんの病院でした。
受付で。
「万有製薬の『はげ』薬ありますか」
「プロペシアですね。保険適用がありませんが、よろしいですか」
「いいですよ。いくらかかるの?」
「3万円くらいですかね」
「それって、初診料?」
「そうです」
「初診料ではなくて、飲み続ける薬代は?」
「28日間で約8000円です。初診料の中には28日間分が入っています」
「わかりました。お願いします」
「しばらくお待ち下さい」
病院なんて、しかもはげ薬なんて、自転車に乗ったときには全く考えていなかったが、ここで突然待合室に座ることになった。私がその気になったのは、その時誰も診察待ちがいなかったからだ。そのうえ、保険適用外なので、保健証の有無が関係ない。そもそも病院へ行くつもりなど全くなかったのだから、保険証なんて持ってるわけない(笑)。
しばらくして診察室へ。「よしみ」先生は若い先生だったが、この病院を一人でやっている。
一通り、万有製薬の資料を見せながら、脱毛の類型と男性型脱毛症の説明。
次には副作用の説明。
一番大きな副作用は、肝機能の障害。「プロペシア」は肝臓で代謝されるため、肝機能障害が起こる場合があるという。コレステロール値が上がるなどらしい。最初の服用一ヶ月後くらいに血液検査をして様子を見るとのこと。
また「性欲減退」などもあるらしいが、プロペシアは性欲を司るテストステロンを減少させる薬ではない。理論上はあり得ない副作用らしい。ただし臨床試験によると、1mgの錠剤を1年間投与したところ、58%の被験者に改善効果が認めらたものの、4%の被験者に性機能障害などの副作用が出たという報告があるらしい。
しかし50歳も超えれば、性欲なんてない方がいいくらいだ(笑)。ありがたいと思わなければならない。それに変に髪が生えてきて気分が若返り、その気になる方がはるかに危険な副作用だろう。それよりは「プロペシア」本来の副作用が起こって欲しいくらいだ(苦笑)。若い人には深刻な悩みかもしれないが。
医師による処方薬ということで過度に副作用を気にする人がいるが、それを言うなら、「リアップ」や「Rogain」のミノキシジルはプロペシアよりも副作用が強く、特にミノキシジルタブレット(http://育毛剤.net/import/minoxidil_tablet.php)は危険。
私が、「みのり」先生との話しで一番気に入ったのは、「プロペシア」は(アメリカでは)前立腺肥大の薬でもあるという。いいではないか。もう50歳も過ぎれば、前立腺も肥大し始める年頃。はげの進行が止まり、同時に前立腺の肥大も止めることができれば「一挙両得ですね」と私。
「じゃあ、前立腺肥大で処方してもらえば、保険適用で薬代が安くなるじゃないですか」。
「日本では認められていないんですよ。プロペシアの前立腺肥大処方が」
「また製薬会社の思惑ですか」
「…」
いずれにしても、一挙両得の「プロペシア」、飲むことにしました。
気にかかるのは「ランニングコスト」。一ヶ月(28日処方)、8673円(1日一錠)かかる。
私は質問した。
「この1日一錠というのは、ギリギリの値でしょうか。たとえば2日に1錠だと効かなくなるとか。どう『1日一錠』なのか?」
「いい質問ですね。最初の一ヶ月は一錠0.2㎎のプロペシアを服用します。始動期間ということで副作用を抑えるためのものです。そのあと一錠1㎎のものに変えていきます。アメリカでは最初から一錠1㎎ですが、日本ではそういった処方をしています。そちらの方が効き目があるという報告もあります。しかし一錠0.2㎎も一錠1㎎費用は同じです」
「ということは、一錠1㎎は、必ずしもミニマム容量ではないということですね」
「そうですね。一概には言えませんが」
となると、一ヶ月約8000円は決して高くはないということだ。うまく使えば1ヶ月半から2ヶ月は間延びさせて使えるはず。
現在の日本製の毛髪剤は、「カロヤンガッシュ」「アデノゲン」「リアップX5」いずれも6000円から7000円はするから、あまり変わらない。それに髪の毛を気にする人はシャンプーまで高価なものを(気休めに)使っているから(http://www.scalp-d.com/)、そういった無駄な出費を考えると、8000円というのはそれほど高くはない。
私の場合、もう一つメリットがある。4年前に手術をした好酸球過多型副鼻腔炎という持病(http://www.ashida.info/blog/cat23/)があるため、今でも慈恵病院に2ヶ月~3ヶ月に一回定期検診に通っている。
薬も手術後、ステロイド1日2.5㎎、オノン1日4錠、アレグラ1日2錠未だに飲み続けている。ステロイドの副作用を調べるために、定期的に血液検査をしているため、この「プロペシア」の副作用検査のための血液検査を回避できる。「プロペシア」の血液検査は保険適用外だが、慈恵病院での血液検査は保険適用。その分、費用がかからない。
だから今日の初診料も最初はその血液検査分も入れて最初「3万円」と言われたが、結局は13923円で済んだ。ぶらりと立ち寄った割にはラッキーだ。
内訳:初診料5250円+プロペシア0.2㎎28錠処方料8673円=小計13923円。
私がそもそも「はげ」を嫌悪するようになったのは、5年前に参加した高校時代の同窓会。もう30年以上経っている。じっくり見ないと人間が識別できないくらいにみんなはげていた。私は思わずUターンして帰りたくなったくらいだ。私はこんな連中と同期なのか、と。その時以来は、年齢は「はげ度」で(実年齢とは関係なく)決まると考えるようになった(笑)。
「毛さえあれば、老化は防げる」というのがそれ以来の私の内的な格言。
みなさん、「プロペシア」、試してみましょう。それほど費用も手間もかからないことが今日(たまたま)わかりました。これも文部科学省の「学校基本調査」速報のおかげです(笑)。
先ほど最初の一錠を飲んだところです。記録のため、今日の後頭部も解像度を高くしてデジカメ撮影しておきました(苦笑)。いつか毛が増えてきたときに、今日の写真とともにUPしたいと思います。→「にほんブログ村」
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いつも、たいへん興味深くブログを読ませていただいています。
教育という不可視なものを、数値化し分析して可視化の上で、目標説明できるのは芦田先生以外はいらっしゃらないでしょうね。説得力あります。お見事です。
今回は「はげ薬」の話とは、正直驚きました。
なぜなら、芦田先生の頭髪は多い方だと思っていましたから、私を含めて誰も気にしていと思いますよ。
私は8月の上旬に散髪した時に、床屋さんの感違いから5mmの丸刈りにされて、落ち込んで帰宅したら、妻曰く「白髪が目立たなくなって良かったじゃない。若返ったわよ!」と言われて落ち込みました。「白髪」よりいいじゃないですか。
直射日光がきつくて帽子を30年ぶりに購入しました。
あと気をつけたいのは「眉毛」と「鼻毛」です。これもホルモンの関係からか両方とも歳を重ねるにつれて、長く太くなってきます。
「眉毛」は散髪屋さんに頼んでカットしてもらうといいですよ(職人さんが若い人なら)。
最近の若者は眉毛カット上手いですから、難しい場合は薬局で「眉毛カットキット」を購入して奥様に、分量を減らすような感じでカットしてもらうといいです。
女性は眉毛カットに慣れてますから、絶対に慣れないうちは自分でカットしては駄目です。 人相が変わってしまいますので。これで随分若返ります。
「鼻毛」の処理方法もありますが、乱暴な方法なので省略します。
学校である以上その使命は「教育」そのものにあります。芦田先生のここ1年間のご活躍は胸のすく思いです。
今年はまだまだ残暑厳しいと思います。お身体ご自愛ください。