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 ScanSnap S1500+Dropboxは最強の組み合わせだ ― ScanSnapの紙送り機構はかなり改善されている 2009年05月11日

最近は、TUMIのバッグを提げて(http://www.ashida.info/blog/2009/05/post_345.html#more)、外出先で仕事をする場合が多いから、手元に書類が揃っていなければならない。しかし書類ホルダーで紙書類を持ち歩くにも限界がある。

SACAN1DSCF0701.JPG
これが最新のScanSnap S1500。置く場所がないので、本が台になっているが、このように手元のベストポジションに置いておかないとスキャンする気がなくなるのも事実(床から20センチくらいの高さがベスト)。私の机の右下手元に置いてある。スキャナーは机の上よりは目下においた方が書類を入れやすい(そうでないと必ず使わなくなる)。出来ればいちいち立たないでもソート台における位置がベスト。そうなるとここしかない。

先週の大阪梅田行きは地獄だった。TUMIの26104(http://www.rakuten.co.jp/daily-3/1341326/1476027/)を絶対に「転がさないぞ」(手で持ち続けるぞ)と決意したまではよかったが、自宅から蘆花公園駅までたった徒歩4分の出だしで深い絶望感を味わう。

「重くて手がちぎれる」どころではない。駅に着いたところで吐き気がし始めた。あまりにも重いものを平気な顔をして4分持ち続けると、「吐き気」がするのだ(苦笑)。人生初めての経験だった。

それもこれも100ページ以上にわたる書類フォルダのせい。こうなったら、以前使っていたScanSnapを使うしかない。紙書類のScanデータ化だ。

私は昨年の職場まではScanSnap S510(http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s510/)を使っていた。

ScanSnapシリーズのいいところは、書類のPDF化だけではなくて、OCRによるテキストデータをやってくれることだ。検索のための面倒なインデックス化を行う必要がない。

今回自宅で使うために最新のScanSnap S1500(http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/s1500/)を再購入した。

ほぼ二年前に買ったS510に比べて、S1500のよくなったところは、以下の3点。

1)何と言っても紙送りがスムースになった。以前はホッチキスで一度留めた書類などを外してスキャニングすると書類がくっついてしまって2枚連続送ってしまい、何度もやり直すことがあったが、それがなくなっている。

2)解像度を高くするとスキャニングのスピードが遅くなることがあったが、それがない。

3)解像度の設定などが、書類に応じて自動化されている。細かい設定無しに、ボタン一つでどんどんスキャニングしてくれる。

特に、1)の改善は大きい。どんなに古い書類でも紙型が別々の書類でもガンガン読み込んでくれる。紙送り機構がかなり改善されている。こういった装置は、スキャニングの精度よりは紙送り機能のスムーズさが決定的。そうでないとスキャニングが終わるまでその場所を離れられないという面倒なことが起きる。それがなくなった。放っておいても大丈夫なくらいに紙送りが安定している。しかも解像度が高くてもスピードが変わらない。高速スキャニングできる。

SCAN2DSCF0703.JPG
※これがS1500を開いたところ。開いたデザインは以前のS510の方がこなれている。閉じた状態ではS1500もスマートだが。

名刺管理も同じ調子で行えるから、この際4000枚近くある名刺はすべてスキャニングした。半日かかったが。

さて、これで紙書類を持ち歩く必要はない。ノートパソコンはいつも持ち歩いているのだから、その同じ重さで何キロにもなる紙書類を一緒に持ち歩けることになる。名刺データも含めてだ。後、何を持ち歩くというのだ(苦笑)。

ところが、難問が一つ。それはデータの共有化ということだ。

通常、スキャニングは一番パワフルなデスクトップパソコンで行うだろう。ScanSnapは、会社か自宅のデスクトップPCに繋いでいるはず。

それをノートパソコンでも同時に共有することはできるのか。出来たとしてもいちいち読みとったデータファイルをコピーするのも面倒くさい。

ScanSnapは本来のWEBアプリケーションではないので、データファイルの共有という思想はない。何だか面倒くさそうだ。

ところがですよ、こんな時にこそ、Dropbox(http://www.ashida.info/blog/2009/05/dropbox_1.html#more)は、役に立つのですよ。ScanSnapのデータフォルダをDropbox内に置けばいいのです。後は、使っているパソコンの方からそのデータフォルダを読み込めば(ここは手動ですが)、読み取りPCと同じ状態で使うことが出来ます。超便利です。

それもこれもDropboxはファイルエクスプローラに従った同期ストレージ(こんな言葉あったかな?)だからです。WEBアプリケーションであるかのようにデータを共有化できます。将来(近いうちに)は、このScanSnapは、オンラインストレージ版も出てくるでしょうが、そこまでは、ScanSnap+Dropboxは最強の組み合わせです。

これで、TUMI26104も、少しは軽くなって、手持ちで歩けるかもしれない(笑)。

(Version 3.0)

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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感想欄

いつも興味深く拝見させていただいています。

スキャナーってコピーのように用紙送りして読み取ってくれるんですね。なんだか古いコピーのように一枚一枚手置きでやっているようなイメージを持っていました(笑)

DropBoxは便利そうですね。卒論制作のときに芦田さんのように、データの最新版が自宅か大学かUSBメモリーの中なのか混乱した覚えがあるので、これがあったら良かったなぁと思います。

それにしても、書類や名刺のような大事な情報が複数のPCに同期されるとなると、セキュリティには明るくないのでそちらの方に不安を感じます。本当はDropBoxを使わないでもそうですが、しっかり意識しないと一挙にウィルス等に感染してしまいそうですね。

投稿者 #56 : 2009年05月14日 10:23

Dropboxには、主には他人と共有するためのファイルを置いておくための「共有」フォルダというのが存在しています(会社や組織でファイル共有する場合にはこの「共有」フォルダを使えばいい)。自分自身の情報管理とは別のフォルダが存在しているわけです。

たとえ少数のパソコンであっても自分以外のパソコンには決してフォルダを置かない、というのは原則でしょうね。データを他者と共有したい場合には、「共有」フォルダを使えばいいわけです。

ただし「ポケット一つの原則」を守るツールとしては、Dropboxは最適です。オンラインストレージを一歩超えた商品です。オススメします。

投稿者 ashida : 2009年05月14日 17:12
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