「クティオ」の利用法 ― その後の私のWi-Fi環境(自転車の周りもWi-Fi) 2009年04月14日
「クティオ」についての質問をいくつかの出先で受けたので、前回の記事(http://www.ashida.info/blog/2009/04/vaio_type_t_wifi.html#more)をもう一度簡潔にまとめておく。
※これが、便利な「クティオ」。奥行100mm×幅65mm×高さ21.8mm、重さは約130g(バッテリーを含む)。イーモバイル社の通信カード(http://emobile.jp/products/nx/d01nx2/)を使っていつでもどこでものWi-Fi環境を作り出すことが出来る。本体の電池の持ちは連続使用で約2時間。もちろんパソコンなどのUSB電源を使うことも出来る。
「クティオ」のWi-Fi機能を一言で言えば、携帯電話側の通信機能を利用してインターネットと接続するのではなくて、IIJmio社の通信カード(イーモバイル社製)を通じて、Wi-Fi(無線LAN)機能を有した携帯電話パソコンをインターネットに接続するというもの。
したがって、携帯電話もパソコンも(場合によってはプレイステーション・ポータブル、ニンテンドーDSも)一組の「クティオ」(+通信カード)だけで常時高速インターネット活用が(同時に)出来る。
要するにWi-Fi(7.2Mbps)環境を自分の身の回りに自力で形成するということだ。「クティオ」(+通信カード)をカバンかポケットに入れておくだけでそれができる。
メリットは、いくつかある。
1)パソコン(特にモバイルパソコン)のインターネット通信のコストと携帯電話の通信コストを二重に支払う必要がなくなるということ。
2)月額3,950円(通信カード代込み)+「クティオ」代9,870円(機器購入費用)で7.2Mbpsの高速インターネット利用が無制限で可能になること。 iPhone 3G もPC(特にはモバイルパソコン)も、この金額で無制限に利用できること(https://www.iijmio.jp/guide/outline/he/?l=0m051a)。
3)したがって、 iPhone 3G の利用料金が通話料を除くと月額2,324円(基本料金1,295円+下限定額料金1,029円)で済むということ。おそらく現在の iPhone 3G ユーザーは、パケット通信費に毎月5,980円(定額上限)使っている。これが「クティオ」を使うと4,951円(上限定額5,980円-下限定額1,029円)が不要。「クティオ」(+通信カード)の月額は3,950円だから月額で1,000円前後安い。その上でさらに、PCでも無制限のインターネット通信が出来るということ。
4)煩わしいUSBケーブルや通信カードの抜き差しなしにWi-Fi環境を利用できるということ。
5)今回SoftBankは、上限定額の値下げキャンペーンを5月下旬まで行っている。その場合の上限定額は4,410円。 iPhone 3G のパケット通信を一切使わない場合でも下限定額の1029円はかかるから、クティオ+通信カードを使った場合、3381円(上限定額4410円-下限定額1,029円)が浮くことになる。3950円-3381円=569円がいつでもどこでものWi-Fiコストと考えればいい。言い代えれば、月額569円でPC(特にはノートパソコン)のインターネット利用が無制限に可能になるということだ。自宅で「クティオ」を置いておけば、自宅内のほぼどの部屋でも無線LAN環境が出来上がることにもなる。その費用が569円。しかも持ち歩けるということだ。
iPhone 3G はたしかにいつでもどこでもPCサイト利用ができる環境を作った画期的な携帯電話だが、この気軽さと同じ感じでPCのネット環境を作るというのが、この「クティオ」(+通信カード)の意義だと思う。しかも逆にiPhone 3Gの通信機能を「クティオ」(+通信カード)に一元化することによって通信コストを激減させるというおまけ付きで。SoftBankが大損するのが、この「クティオ」(+通信カード)の登場だ。
※こんなふうに、自転車の小さなバックに入れて持ち歩けば(縦長の白いのが「クティオ」)、この自転車の周辺はWi-Fi環境になる。言わば、「Wi-Fi」自転車だ(苦笑)。
※これが「クティオ」の「Wi-Fi」に繋がっている私の iPhone 3G 。SoftBankの文字の右隣の扇を広げたようなマークがWi-Fiに繋がっているマーク。通常は「3G」の文字が出ている。この状態ではどんなにインターネットを利用してもSoftBankの通信費代はかからない。今月4月に入ってからは私は自宅内では無線LAN、外出先では「クティオ」を使っており、「3G」は使っていない。
(Version 4.0)
※このブログの現在のブログランキングを知りたい方は上記「教育ブログ」アイコンをクリック、開いて「専門学校教育」を選択していただければ現在のランキングがわかります)
この記事へのトラックバックURL:
http://www.ashida.info/blog/mt-tb.cgi/1052