【第2版】『サンデープロジェクト』の田中真紀子発言は圧巻だった ― 久しぶりにテレビに釘付けになった(第七艦隊発言が小沢の致命傷)。 2009年03月09日
いや-、今日(日曜日)の『サンデープロジェクト』(テレ朝)は、10年に一回の緊張感に包まれていた(今初めて録画で見た)。番組冒頭の田中真紀子の20分間は、圧巻。参加者の誰もが静まりかえっていた。私も久しぶりに釘付けになった。ちょうどYouTubeにアップされていたので是非見ていただきたい(ただし、下記のYouTubeの画像は実際の放映の半分以下、実際はもっと面白い)。
私は小沢(や民主党)を擁護する気もないが、小沢(たち)の秘書の逮捕が現在の嫌疑に留まる限りは、「国策逮捕」に決まっているじゃないか。番組の参加者であり、比較的穏当な発言をする東京地検特捜部上がりの郷原信郎(http://ja.wikipedia.org/wiki/郷原信郎)でさえ、そう言っていた。郷原は政治資金規制法違反の罰則規定で今回の事例を「適用」することは考えられないと言っていた。もっともなことだ(郷原の発言の一部は→http://www.youtube.com/watch?v=pJk6S3SOSn0)。
郷原は当日のフジテレビの「報道2001」(サーデープロジェクトが始まる1時間前の放送)よりははるかに踏み込んだ発言をこの「サンデープロジェクト」で行っていた。これも田中真紀子発言現象の一つだ。それほどにこの日の「サンデープロジェクト」は独得の雰囲気があった。
そもそも内閣官房副長官の漆間巌(http://www.kantei.go.jp/jp/asodaijin/080924/21uruma.html)は警察庁長官あがりという珍しい副長官。なんで官僚組織の総まとめ役が警視庁あがりなのよ(苦笑)。この人事自体が総選挙対策であることは明らかなこと。もはや自民・公明政権はスキャンダル以外には、総選挙を勝てない情況にあった。その認識のなれの果てが、この漆間人事というものだ。
田中真紀子は、「国民はマチュアーでなければならない」と言いつづけていた。この小沢問題が生じたからと言って、年金問題(年金が管理できない国家のどこが国家なのか!?)、少子・高齢化問題、官僚主導の積み上げ型経済対策などの自民党・公明党の執政(=失政)が許されるはずがないじゃないか。麻生政権(あるいは自民=公明政権)は昨秋以来、官僚が全く言うことを聞かない政権になっている。12月までに2次補正案が出せなかったのは、官僚が動かなかっただけのこと。最大の景気対策は、この政権が1日も早く変わることでしかない。
※追伸:田中角栄の日中国交回復(→ロッキード事件)も、今回の小沢の「第七艦隊」発言も、日本の政権(総理)はアメリカを怒らせるとろくなことがない。小泉はそこをよくわかっていて、意味も思想もなく「アメリカ万歳」(+財務省万歳)を繰り返していた。そこが彼の長期政権維持の秘訣だったが、なんというか、日本の政治はどうなっているのか。
(Version 2.0)
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