まずは使っても使わなくてもかかる基本料金が税込みで月額980円。

次にはパケット料金の基本料金とも言える「S!ベーシックパック」料金が税込み月額315円。

最後にはパケット使い放題の「パケット定額料金フル」料金が税込みで1,029円（12,250パケットまで）。

そして8GB版の本体はゼロ円。

12,250パケットまでは、この総額が月額料金です。つまり月額2,324円（税込み）＋電話料金で iPhone 3G が手に入ります。

ただし、パケットが12,250パケットで終わるはずがありません。 iPhone 3G の場合、利用するサイトはすべてPC用のフルサイトですから、12,250パケットは、すぐに超えてしまいます。

しかし、今回のSoftbank のサービスは本体が無料になるだけではなく、上限定額料金も大幅にプライスダウンしました。従来5,895円もかかっていた上限定額料金が、今回から4,410円になったのです。なんと1,575円の値下げ。

ということは、980円（基本料金）＋315円（パケット定額基本料金）＋4,410円（パケット上限定額料金）＋本体代ゼロ円＝5,705円が月額料金（電話代は個人差が多いので抜いています）ということになります。16GB版が欲しい場合は、5705円＋480円(本体代)＝6,182円です。480円は24ヶ月間（2年間）支払うことが前提になっています。それでも11,520円です。しかも金利ゼロの480円分割24回払い（ちょっと言い過ぎか）。少なくともiPod nanoをわざわざ買う意味はない。

iPod nano（http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_ipod/family/ipod_nano）の8GB版が17,800円、16GB版が23,800円だから、 iPhone 3G（16GB版）の11,520円はnanoを買うよりもはるかにお得、ということになります（しかもnanoより機能ははるかに多様）。

今回の値下げは、本体代もさることながら、定額上限料金が16,000円近く下がったことが一番大きい（従来のユーザーも4月1日からこの新料金になる！）。要するに5,705円でPC用のフルサイトを存分に利用できるということだ。

その上、Wi-Fi（無線LAN）が使えますから、自宅利用が多い人や公衆LANスポットでの利用が多い人は、この5,705円は限りなく2,324円（定額パケット利用の下限料金）に近い金額になるはず。このチャンスを使わない手はない。

これまで言ってきたように、 iPhone 3G の歴史的な意義は、インターネット利用をまさにいつでもどこでも手軽に利用できるようになったということです。 iPhone 3G のブラウザはSafariが基盤になっていますが、この iPhone 3G 用SafariはほとんどのPCフルサイトを難なく利用できます。WindowsMobileのブラウザはまだまだ利用できないサイトがありますが（それに重くて遅い）、 iPhone 3G のSafariはよくできています。実用上ほとんど問題ない。

私の家内などは自宅利用がほとんどだから、限りなく総額2,324円に近い利用料になる。家内が利用している携帯電話は私のお古の921SH（http://www.ashida.info/blog/2008/03/3_922sh921sh.html）。

今私のiPhone 3G と家内の921SHの月額利用料金は通話料を含めて約2万円しているが、家内に今回のサービスを利用して8GB版 iPhone 3G を買ったら、たぶん、二人足しても10,000円前後（月額）に収まるだろう。50％のコスト削減だ。

家内の921SHがWi-Fi（無線LAN）が使えないためにWi-Fi（無線LAN）環境にある自宅内でも定額フルが上限を超えてしまうのが無駄使いの元凶。これが iPhone 3G ならば無料になる分、劇的にコストは改善される。その上、自宅外でも利用する私の場合も、定額上限料金が16,000円近く下がるのだから、二人での総料金10,000円（月額）は現実的な数値だ。

今月中に家内も iPhone 3G にしようと密かに作戦を練っている。みんさんも今こそ iPhone 3G を買いましょう。私は8万円近く出して本体を買ったのですから、隔世の感ありです。インターネットライフが確実に変わります。最近の iPhone 3G はフリーズしなくなったので安心ですよ。

（Version 2.0）

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