今日の電動自転車 RealStream ― NAVIが付いた電動自転車で「和田堀公園」「善福寺川緑地」まで足を伸ばした(41枚の写真付き)。 2008年11月02日
本日は、予告したとおり、待ちに待った(と言っても2日しか待っていないが)NAVIが来る日。MIO C325(http://www.mio-tech.jp/products/c325.html)だ。
朝10:00に納品された。早速取り付けて見た。ハンドル周りが元々モーター制御のSwitch などで場所がないため、どうなるか不安だった。案の定、夜間用のランプと警告ベルを取り外さざるを得ない。仕方ない。
取り付けの感じは、以下の写真通り。まあまあか。昼間の光があたると本格的なナビでもほとんど見えなくなるので、屋根のない、直射日光のあたる自転車ではどうか心配だったが、ご覧の通り、まあまあ見える。使える。
マンション玄関前で取り付けたMio C325。私が付けた割には上手く付いたでしょ。
新宿付近の地図表示。明るい外光でもこの程度には見えますから、使えます
色は黒の方がよかったが、色は選べない(この白一色)。縁取りが安っぽいがしようがない(実際安いのだから)。大きさはハンドル全体からすれば大きすぎるが、これ以上小さくなると走りながら地図を読みとることが出来ない。これがギリギリのサイズだと思う。
画面サイズは4.3インチ。寸法 81mm(長) ×126mm(巾) ×20mm(厚) 重量 本体約190g。初期のカーナビは、この程度のものでも50万円くらいしたが、今では35000円。
今日使った感じでは、細街路の住宅街の道でも道沿いに、きちんとしかも動きにつれて連続的に矢印が動くのには感動した。初期のころのカーナビなら、自転車しか通れない細街路で道沿いに軌跡を追うこと自体不可能だったろう。
「マップマッチング」という機能(地図上の道路と軌跡矢印を合わせる機能)は、カーナビが出現して2、3年経ってからのことだったから。最初期のカーナビは湾岸三車線の広い道を走っていても、軌跡矢印は海の中というようなことはよくあった(苦笑)。
自転車しか走れない細街路を道から外れず誘導できる、ということはすごいことだ。しかも値段は当時の10分の1以下。音楽も聴ける。
地図はさすがに細街路では一本線になり頼りない感じがするが、実用的には何の問題もない。細い細い住宅街の行き止まりのような道でも丁寧にトレースしてくれた。自動車専用NAVIの本格的なものと比べれば、はるかに情報量は少ないが、お買い得だ。
ただし、目的地を定めて経路誘導する設定は実用的ではない。最短路の細街路をトレースせず、大きな道を中心に誘導するからだ。「自転車モード」があるにはあるが、経路誘導のときにはこの機能は働いていないようだ。ただしオートリルートは絶えず働くので、使えないことはない。きままな走行なら、特に経路誘導は必要ないと思った。要は、今いる場所がどこなのかがわかればいいのだから。
最大の問題は、ここでもやはり電池。家を14:00に出て、2時間以上走り続けたが、自宅に着く直前、「電池が少なくなりました」という表示が出た。スペックでは「4時間」とあるが、今日は約半分。家に帰ってもまだ使えたが、残量表示は10%以下になっていた。
この理由は、一つにはモニタの「明るさ」。外光モードにしているため照度が高い分、電池のもちが悪くなる。もう一つは、経路誘導のとき、「右に回ります」などの誘導ガイドの声を比較的大きな音で設定していたので電池をくったということ。3つ目は、リルートモードを頻繁に行う設定にしていたため電池をくったということ(途中で止めたが)。最後には、休憩時にも付けっぱなしにしてたので、持ちが悪くなったということ。2番目(音声誘導)と3番目(リルート設定)の問題、つまり経路検索しなければ、電池は3時間は優に持つと思う。
ただし、いちいち付けたり消したりするものではないので、3時間を超える走行の場合には電池対策が必要(後述写真を参照のこと)。
最後に自転車NAVIにまつわる予想外の出来事。
1)自転車を降りて、写真などを撮るために少し離れた場合、ほとんどの人がのぞき込むよう我がナビを見ていくこと。目立つらしい。「ナビが付いてるよ。この自転車」という声(夫から妻への語りかけ)を私は確かに聞いた(笑)。
2)「次の角、右に曲がります」「リルートを開始します」という音声案内をonにしておいたのが良くなかった。信号で立ち止まったときとその音声案内とが重なり、信号待ちの歩行者たちに聞こえてしまった。もちろん軽く笑われてしまった。その後音声案内はoff。やはりクルマとは事情が違う(苦笑)。
いくつかの不満はあるが、このナビのおかげで、今日の走行は一日中安心だった。お得な買い物だと思う。
この間も、近所の比較的大きな自転車屋に寄って、「NAVIを付けたいんだけど」と言ったら、「NAVI? 自転車にNAVI付けるんですか?」とバカにしたような顔で見られた。「この店のお客さんで付けた人いないの?」「いませんよ。そんな人」。ここで決裂。
通常の自転車の走れる距離だと、知っている道しか走らない。だからNAVIは要らない。一方、30万、40万円を超える高級競技自転車を使う「ライダー」のような人たちは王道(大きな道)しか走らない。だから両者ともNAVIは要らない。
しかし電動自転車は違う。知らない細街路を走りながら30キロ、40キロ走ることはいくらでもある。だからNAVIは必要なのだ。この自転車屋は電動自転車が作り出しつつある文化をわかっちゃいない。商機を逸しているのである。私のようなありがたい消費者を前にして。
今日は、このNAVIを使って、井の頭線「富士見ヶ丘」駅あたりから神田川沿いのサイクリングコースを走ってみた。この川は反対のコースを走ると井の頭公園に繋がっている。次回は逆のコースで井の頭公園を目指す予定。
北烏山から北上して富士見ヶ丘駅→高井戸→浜田山→西永福→永福町(ここで川沿い走行を離れる)→井の頭通り→和田堀公園→善福寺川緑地→ここから折り返し→自宅へというコース。全体で25キロくらい。時間14:0~17:00。自転車の充電池も4つのうち2メモリ減ったくらいか。今日は自転車の電池は充分もった。
以上の景色は、高井戸を超えて10分くらいの川沿いに見える風景。
和田堀公園のそばにある大宮八幡宮。はじめて入った。突入しようと思ったら、「自転車は入れないよ」と自転車置き場を指示された。そんなところにNAVI付き自転車をおけるわけないだろう、と思いながら、遠巻きで撮った写真がこれ。
和田堀公園入り口。
猫が私を迎えてくれた。フラッシュをたいたので目が光っている。
この公園の特長は、国分寺崖線ほどではないが、川を境に高低があるところ(これらの写真で言えば左側が大きく上がっており、階段で下りてくるようになっている)。この高低が面白い。他は全体に月並みな公園。大きな立派な木はあるが、お金がかかっていない。杉並区のサイクリングロードと公園は整備が弱い。
今日であった唯一の学校。「杉並総合高等学校」。住宅街のど真ん中にある。
いつも自宅周辺に帰ってくると休む蘆花公園駅前の小さな公園。ここで飲み残したお茶をゆっくりとすべて飲み干す。住宅都市整備公団はこんな貧相な公園しか作れない
今日も一日ご苦労様でした。
これは、NAVI用の控えの電源にしようと思っているSANYO ENELOOPと MyBattery Pro。上の白いのがENELOOP。下のがMyBattery Pro。ENELOOPはMobile機器の補充電池として人気が圧倒的に高い。もちろんUSB充電にも対応している(一気に2個のUSB機器を充電できる)。
両者とも iPhone 3G の補助電源にしようと思って用意していたものだが、こんなときに役立つなんて。NAVIが5V電源なので両方の電池とも使える。ENELOOPだけでも7時間以上はもつから(満充電に2回できる)、NAVI本体の電池3時間として+7時間=10時間は使える。これで大概の場合は大丈夫だろう。
以上、今日の報告でした。
※この関連のさらに多数の写真集はこちら→http://picasaweb.google.co.jp/ashidahironao/2008111NAVI#
(Version 6.0)
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遂にナビを付けたんですね!
iphoneにしてもナビにしてもジャック・バウアー(「24」)の携帯並みに持つバッテリーが欲しいものですね^^
ジャックバウワーの携帯電話はおかしいですよね。電池が持ちすぎる。たしかに「24時間」以内の出来事だからあり得るかも知れませんが(苦笑)。
でもNAVIは、快適ですよ。どこへでも行けます。自動車よりもはるかに必要、と今日も思いました。今日は、吉祥寺・井の頭公園を往復してきました。