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 iPhone 使用その後 ― iPhone は「MobileMe」を使用しないと意味がない( iPhone バージョン2.1はかなりの改善がなされている。問題だった、「バッテリーの持ちが劇的に向上」とのこと)。 2008年09月13日

本日(昨日)の iPhone 設定。 今日は、主に話題の「MobileMe」(http://www.apple.com/jp/mobileme/) の設定をやってみた。

まず「MobileMe」についてアップル社自身の説明を聞いてみよう。


●どこからでもすべての情報にアクセス。

MobileMeは、メール、連絡先、カレンダーなど、すべての情報を「クラウド」(オンラインサーバ)に保存します。そして、あなたが使っているすべてのデバイスを、自動的にアップデートします。


●メールも、カレンダーも、連絡先もシンク。

MobileMeは、すべてのメール、連絡先、カレンダーをクラウド(オンラインサーバ)に保存して、iPhone、iPod touch、Mac、Windows PCとシンクします。ひとつのデバイスでデータを変更すると、クラウドが他のすべてのデバイスをアップデートしてくれます。すべてのデバイスが自動的にアップデートされるので、iPhoneをDockにセットしてシンクするなどの手動操作は一切不要です。

●いつものアプリケーションとスムーズに連係。

手持ちのデバイスで、使い慣れたアプリケーションを引き続き活用しましょう。MobileMeは、MacのMail、アドレスブック、iCal、 Windows XPやVistaを搭載したWindows PCのMicrosoft Outlookのほか、iPhoneやiPod touchに標準搭載されているアプリケーションとも連係します。


以上がアップル社の説明。要するにパソコン上のデータと iPhone のデータとを絶えず専用サーバーを通じて同期を取るためのもの、それが「MobileMe」。

従来、USBケーブルなどを使って、あるいはDOCK(http://store.apple.com/jp/product/MB484G/A?fnode=MTY1NDAzOQ&mco=MTI3Mzc4MQ#overview)経由で「同期を取る」、あるいは Bluetooth ワイヤレスで「同期を取る」というモバイル機(携帯電話、あるいはWindowsMobile機)は存在した。

しかし、両者の共通の欠陥は、モバイル機とPCとが近くになければならない。 Bluetooth はワイヤレス化によって従来よりは格段に便利だが、「MobileMe」は、どこにいてもネットに繋がる限りは(いつのまにか) iPhone とPC上のデータが同期されている。

私が真っ先に同期設定したのは、OUTLOOKのスケジュールと連絡帳(アドレス帳)。PC上のスケジュールと連絡帳が、(MobileMeサーバーを媒介にして)放っておいても iPhone と同期される。 出先のiPhone で入力したスケジュールも新電話データ、アドレスデータも、(いつのまにか間髪おかずに)OUTLOOKスケジュール+連絡帳データと同期されている。こんなに便利なことはない。

iPhone では、通常OUTLOOKスケジュール+連絡帳データをiTunesを使って同期を取るが、MobileMeを使えば、煩わしいドックUSB接続なしで同期を意識することなしにPCデータとの情報更新ができる。

ここで悩むのは、メールの同期。 iPhone は、Softbankメールの他、Microsoft Exchange、Yahoo!Mail、Gmail、AOL、そしてMobileMe自身のアカウントでメールの送受信ができるが、問題はPUSH配信の可否。メールを受信したと同時に着信音+着信通知(「メールを受信しました」)で受信通知ができるかどうか。

Softbankメールはもちろんできる。Microsoft Exchange、MobileMe、Yahoo!Mailは、バイブ+着信音で知らせてくれるが、「着信通知」画面は出ない。Gmail、AOLは、15分くらいのタイムラグはあるが、とりあえず着信音+バイブ通知はあるが、画面通知はない。

まず重要なことは、いくらアカウントが多数設定できるとしてもできうる限り、一本化した方がいい。どう考えてもGmailアカウントで一本化するしかない。

Gmailアカウントで iPhone から送受信できることの一番のメリットは、携帯( iPhone )から発信したメールへの「返信」もPC上のGmailで見ることができるということ。文字通りのGmailへのメールの一元化が可能になるということだ。

Gmailを普段使っていて、そこから携帯アドレスへメールを転送設定している人は多いだろうが、その場合、そのメールの返信を携帯電話から行った場合には、その返信は携帯電話にしかなされない。最初にGmailに送られてきたメールのやりとりが(携帯に転送したが故に)携帯電話にしか残らず連絡ミスを犯す場合も多い。

その意味でも、 iPhone でGmailアカウント設定する意義は大きい。もともと iPhone のSoftbankアカウントメール(@i.softbank.jp)はサーバー上に最大5000件、200MBまでしか記録されないという欠陥がある。Gmailアカウントでメールの受発信をやれば、その問題も解消される。

Gmailアカウントの問題は、二つある。一つは、転送の 情報のiPhone 自体の読み込みインターバルが最小でも15分前後あるということ(我慢するしかないというかそんなに急いでもしようがないが)。もう一つは、「受信通知画面」がでないということだ(バイブ通知はあるが)。

後者の問題は、裏技とも言える技があることを知った。まずはGmailで、ソフトバンクアカウントメール(@i.softbank.jp)に転送設定する。 iPhone 自体のメールアカウントはGmailのままで。

次にはSoftbankアカウントの設定画面( iPhone の)の「アカウント」の設定を「オフ」にする。Softbankメールの「画面通知」は「アカウント」の「オン」「オフ」関係なく通知されるので、「オフ」しながら、Gmailアカウント利用すれば、着信が少し遅れることを除いて、Softbankメールと同じ利便さでメールの受発信ができる。大万歳だ。

もちろんこのことは、「MobileMe」アカウントでもできるが、残念ながら、現在のところ、Gmailのスパムメールフィルターよりも優れたメールフィルターはない。スパムメール対策を考えれば、メール同期だけは「MobileMe」を使わない方がいいだろう。使い勝手もはるかにGmailの方がいい。

要するに、 iPhone はあのメーラーとしてはもっとも使いやすいGmailをプッシュ型配信メーラに変身させる(ついでに言っておくと 、iPhone のSoftbankアカウントメーラーは、普通の携帯電話にもあるメールのフォルダ自動振り分け機能がないが、Gmailアカウントを設定するといつも使っているGmailフォルダが iPhone 内にもできあがり、振り分け機能が機能する)。

こうして、「MobileMe」+Gmailアカウントによって、スケジュール、連絡帳、メール(=仕事+遊びの三種の神器)がネット経由で(手軽に)全て完全に一元化されることになる。

iPhone は、iTunesと切っても切り離せない環境にあるが(確かにそれは間違っていないが)、スケジュール、連絡帳、メールは、USB経由=DOCK経由(http://store.apple.com/jp/product/MB484G/A?fnode=MTY1NDAzOQ&mco=MTI3Mzc4MQ#overview)ではなく、「MobileMe」+Gmailを使った方がはるかに快適。まさに同期のユビキタスが可能になる。

私はこれだけでも iPhone は買う価値があると思う。 iPhone は操作性に優れたユビキタスサーバー端末(WindowsMobileとは比べものにならない!)と言える。その上、電話ができる、と言うべきか。悪くない。

とりあえず、今日は「MobileMe」のご紹介にとどめます。 iPhone を買った人は、iTunesだけではなく、「MobileMe」+Gmailをセットで設定して下さい。

まだまだ書きたいことはあるが、今日は「MobileMe」の紹介にとどめます(残念)。

※ちなみに、「MobileMe」の利用料は年間9,800円。少し高いかも知れないが、この9800円の中には20GBのオンラインストレージ利用料(ワードやエクセル、あるいは写真類の共有化ができる)が含まれている。60日間の無料試用も可能だからまずは試してみて下さい。

※私が「MobileMe」の設定で徹夜している間に、 iPhone バージョンアップ2.1が発表された。まるでアップル社が私の言うことを聞いているかのようにファームウエアのバージョンアップをやってくれている。今回のバージョンアップは大きいですよ(→http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0809/13/news011.html

2.1バージョン iPhone の主な変更点
* 通話発信時のエラーと通話中のエラーによる回線切断の発生頻度の減少
* バッテリー寿命の向上
* iTunes へのバックアップの所要時間の減少
* メールの信頼性の向上(特にPOPおよびExchangeアカウントのメール取得時)
* 他社製アプリケーションのインストール速度の向上
* 他社製アプリケーションが多数インストールされている場合にハングおよびクラッシュが生じる問題の修正
* SMSのパフォーマンス向上
* アドレスデータの読み込みおよび検索速度の向上
* 3G信号強度表示の正確性の向上
* SMS着信時の警告音繰り返し機能(2回まで追加可能)
* パスコード入力に10回失敗するとデータを消去するオプション
* Geniusプレイリスト作成機能
* 日本語入力時に、文節ごとに区切らず続けて文字を入力しても変換できるようにした

(Version 5.0)
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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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