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 3月中にソフトバンク「ホワイト家族」になります ― 922SHを予約、一足お先に921SHを買いました 2008年03月23日

春先は、なぜか落ち着かない。卒業式、入学式などでばたばたするし、式辞が終わらないと何をやっても落ち着かない。ことが終わったり、ことが始まるときというのは、いつでも不安定になるものだ。飛行機の離発着に似ている。

そんなこともあって、また携帯電話を変えたい誘惑に駆られている。

昨年2月に19年間使い続けたドコモを封印し、AU東芝のW52Tに変えたことは以前報告したが(http://www.ashida.info/blog/2007/02/_auwt.html)、その後8月にそのバージョンアップ版W54Tに機種変更。今はそのW54Tを使っているが、何の不満もない。いい携帯電話だ。おそらく昨年の2月に発売されたW52Tの出現によって、FOMAを捨てた人はかなりいたのではないか。それくらい、この東芝のWシリーズは説得力のある商品だった。

しかし、まもなく(3月28日)、ソフトバンクから922SHが発売される。

これは「フルキーボード付き携帯電話」だ。わざわざダサイ言い方をしたのには訳がある。今では「スマートフォン」と呼ばれる携帯電話があり、それらの携帯はWindowsMobile OSで動いている。ところが、これらの「スマートフォン」では、従来の携帯サイトの豊富な、かつ安価でスピーディーなサイト利用が出来ないし、携帯メールも利用できない。全然「スマート」ではない。

それにWindows Mobileは、OSとしてはサイテーのでき。重くて重くてとてもMobileとは言えない。ちょうどザウルスがリナックスザウルスになっていって、従来の電子手帳派が逃げていったのと同じようなものだ。それ以前のザウルスは何をやってもサクサク動いていた。

したがって、モバイル派が本来望んでいたのは、今の携帯電話(携帯端末)にフルキーボードが付いたものだった。

今回の922SHは、そんなユーザーの声を代表したものだ(もちろん、PCサイトもフルブラウザ・定額5700円で利用できるが)。

まず、モニタ画面は、なんと3.5インチ。解像度も480×854。ワイドVGA仕様。
気になる重さは、132グラム。大きさも53×116×17(厚さ)。今の私のW54Tが、50×111×18.5で151グラムだから(モニタは3インチ)、まさしく携帯電話仕様と言える。特に3.5インチの大モニタを有しながら、17ミリの薄さは立派。ワイシャツの胸ポケットに入れても気にならないギリギリの薄さ。

写真で見ると(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/38165.html)、「ブロンズゴールド」が良い色のように見えるが、この色は間違っても買ってはいけない。金曜日の夜ヨドバシカメラに行って実機を確認したが、最悪の色だった。黒が一番良い出来だ。キーボードも打ちやすい。二回り以上大きいEM-ONEよりも打ちやすい感じがした。

デザイン的に最も優れているのは、3.5インチの巨大液晶を53ミリの幅に押し込める処理。ヒンジ処理が巧みになされており、ギリギリの幅に収めてかつ剛性感のあるものになっている。ザウルスの最終版SL-C3200などは3.7インチの液晶を収めるのに巨大なヒンジを使い(回転ヒンジということもあったが)、87ミリもの幅を必要としたが、922SHのスマートさは実機を見ると圧倒される。愛着のわきそうなデザインだ。

今予約すると「28日に手にはいる」らしいが、予約してしまった。価格は、24回の分割で月3980円だが、スーパーボーナスでそこから2000 円引いた金額が毎月の利用料金に加算されるだけ。24ヶ月使うとすれば、一ヶ月の機器料金は1980円(1980円×24=47520円)ということになる。まあまあか。ただし途中解約すると「スーパーボーナス」は効かない。3980円を残った月数でかけた金額を払う必要がある。最近の携帯電話購入は、こんな感じの購入が多い。少なくともソフトバンクユーザーは、この「スーパーボーナス特別割引分割払い」が多いらしい。実際得なのかどうなのか。そもそも私が同じ機種を2年間も使うわけがない(笑)。

そうなると家族割引で家中をソフトバンクにした方がいいではないか。今だと加入すると1人5000円がバックされる。息子の太郎もまだ3月末まで学生だから「ホワイト学割」(3年間基本料金無料、月4410円で3年間パケットし放題などのサービスが付く)が効く。

そこで、ついでに921SHのブラックを先行して買うことにした(ヨドバシのお兄さんに無理をして上四桁3535という良い番号を取ってもらった)。これは一週間後の28日(922SHが手に入る28日)には、家内のものとなる携帯電話。同じシャープ製だからユーザーインターフェイスは変わらないだろう。前もって慣れておこう、というのが趣旨。全く趣旨になっていない。単に28日まで待ちきれないだけ。

この機種はタッチセンサーとモーションセンサーが売りの一つだが、何の役にも立たない。ソフトキーであるために誤動作処置がある。したがって少なくとも2タッチしないと操作ができない。縦位置だとそのボタンが側面最下部にあるため片手では操作しづらい。センサー感度もよくない。

デザイン的にはスリムで美しいが、縦長感が強い。3.2インチ液晶の大きさメリットが上下の余白の大きさで消えてしまっている。液晶画面が大きく見えない。余白がここまで大きければハードキーがあっても良かった。

●921SHとAUの東芝W54Tとの比較使用感

1) 動作はサクサクしている。問題ない。

2) 液晶はやはりキレイ。

3) メール本文が15000文字までいける。これは助かる。W54Tは5000文字止まり。

4) メールフォルダが20個まで作れる。これも助かる。W54Tは10個止まり。

5) 連絡帳(アドレス帳)のグループが16個しか作れない。W54Tは20個作れる。

6) メモ帳が8192文字、500件まで記録できる。W54Tは500文字、30件どまり。かつメモ入力は付属PCアプリから直接入力したものを転送(もちろん相互転送)できる。W54Tのメモ機能はPC入力できない。

7) W54Tに921SHが一番負けているのは、待ち受け画面からのショートカット機能。W54Tは待ち受け画面にすべて最初から呼び出したい機能が見えているが(したがってワンタッチでよく使う機能を呼び出せるが)、921SHにはその機能がない。「ショートカット」機能はあるが、ワンタッチ多いか、それ以上の操作が必要になる。本来の意味での「ショートカット」機能とは言えない。

8) 携帯サイトアクセススピードは、921SHの方が体感で2倍速い。さすがに「3Gハイスピード」の威力だ。

9) ワンセグの立ち上がりも圧倒的に921SHの方が速い。感度もアンテナを出さなくても大丈夫なくらい。

10) 921SHはやはりタッチセンサーが致命的。ハードボタンがあればもっと使いやすい良い携帯電話になったと思う。ただし、18.5ミリ(W54T)と15.9ミリ(921SH)という厚さの違いは圧倒的。2.65ミリ薄くなるだけでこんなにもスマートで美しくなるのか、というほどに違う。922SHもW54Tより、1.5ミリ薄い。シャープも頑張っている。

※おまけだが、921SHのパイオニアナビbluetoothとの相性も気になったが、W54Tと同様問題なく接続できた。車中でもワイヤレスで音声発信できる。


土日使っての雑感だが、ざっとこんな感じ。28日の922SHが楽しみです。今月中に我が家はすべて「ソフトバンク家族」になります。孫正義社長よろしく。

(Version 3.0)


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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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