代車のMINI one に2日間乗ったが… 2007年06月30日
朝、始動時、エンジンルームから異音がするので、どうしたものかと思っていたら、ファンベルトとファンベルトテンショナーの劣化だった。もう6年目のクルマなので致し方ない(まだまだ10年以上は新車の調子で乗り続けられると本気で思っている)。
その交換修理で、愛車の修理中に代車を出してもらった。最近モデルチェンジをしたMINI ONE(http://www.mini.jp/mini.html)だ。
しかし、どうも馴染めない。馴染めない理由は以下の理由。
1)フロントが重すぎる。東京、しかも世田ヶ谷の田舎道でフロントの思いFF車を乗り回すのには勇気がいる。フロントが重いクルマの不快さは、スーパーで買い物をして、買い物袋をハンドルの先のカゴに乗せたときの不快感と同じ。
世田ヶ谷の田舎道は、フロントの軽いRRのポルシェが一番向いている(私は30分くらいしかRRポルシェにのったことがないが)。くねくねしたたんぼ道を“高級車"ポルシェはスイスイ走る。
フロントの軽いRRのポルシェは実は200キロ以上で高速を走るよりは(運転の下手な素人は、RRで高速を飛ばしてはいけない)、世田ヶ谷のくねくねした田舎道でこそ活きる。ミニは(小さくても)ぜひともFRで走らせたい。
2)ハンドルが重い。ミニの最大の欠陥は、以前から指摘されているとおり、パワステのできがわるい。くねくねした田舎道では走れない。
3)バネ下が重すぎる。基本部品が重すぎる。一度はねると収束が遅い。余分なゆれ、予想できない縦横のゆれが混じった複雑な揺れが続く。車に弱い人は、10分と持たない。東中野の校舎から、新宿ヨドバシカメラまで、クルマに弱い芦澤先生を乗せたが、ヨドバシカメラ直前で「降ろして欲しい」と懇願された。私の車なら1時間はもつ芦澤先生もミニでは10分が限界だった。たぶん、サスペンションのストロークも余裕がないのだと思う。
4)オートマチックトランスミッションのできが悪い。いくらアクセルを踏んでも車が前に進まない。エンジン音はどんどん大きくなるが、車は前に進まない。滑り続けているような感じ。その上、このオートマは、低速域でのエンジンブレーキがまったく効かない(特に都会の信号間)。惰性のように転がる。これは面白くない。500回転から1000回転の間でもアクセル開度に応じたエンブレを効かして欲しい。いずれにしてもミニを楽しむなら、マニュアルしかない。
5)右ハンドルなのに、ウインカーレバーがハンドルの左にある。これはおかしい。左手は通常、左にあるシフトノブに置いているのだから、ウインカー操作を連続的に左手で行うのは至難の業。普通、ウインカーレバーは、右ハンドルであれ、左ハンドルであれ、窓側に付いている。シフト操作側と反対側にあるのが、ウインカーレバー。ところがミニのウインカー操作は左側。これは何度考えてもおかしい。
6)ティプロマティック(オートマのマニュアルモード)のシフトダウン、シフトアップについてだが、前へ押すとダウン、後へ押すとアップになっている。これは初期の頃のマニュアルモード。最近は、この逆になっているはず(手前へ倒すとダウン、前側に押すとアップ)。手前に倒してダウンの方が心理工学的にははるかに理にかなっている。なぜ最新のMINI one がそうでないのか理解に苦しむ。
以上2日間乗った私の感想。ミニはパッケージングはすてきなクルマなのだから、もう少しお金をかけて作って欲しい。作り方次第で、いいクルマになりそうな気がする。
(Version 2.0)
※このブログの今現在のブログランキングを知りたい方は上記「教育ブログ」アイコンをクリック、開いて「専門学校教育」を選択していただければ今現在のランキングがわかります。
この記事へのトラックバックURL:
http://www.ashida.info/blog/mt-tb.cgi/822
先日は学校まで行ったのに声をかけるのが遅くてすいませんでした。
MINIの新しいのは駄目ですよ。面白くないですよね。
近い(とは言っても数年内)にBMWとKTMのコラボ車が出るので是非買ってください。
セカンドカーとしてかなりいい1台になると思いますよ。