ダイソン掃除機が届いた ― こんなにすごい掃除機はない(大きな写真付き) 2006年11月25日
たまたま家内の誕生日の今日、掃除機が届きました。2年ぶりの買い換えです。
掃除機はDyson サイクロンクリーナーDC12plus(Dyson サイクロンクリーナー エントリー DC12plus)。
私は、掃除機については結構神経質です。〈掃除をする〉という行為はどんな掃除機を使っていても同じなので、どっちみち掃除機を使って掃除をするのなら、きれいになる掃除機が欲しい。
2年前に買った掃除機は、東芝VC-S24C(http://www.toshiba.co.jp/webcata/housekeep/vc_s24c/index_j.htm)。この掃除機はサイクロン型で当時の『日経トレンディ』(日経トレンディの商品評価は結構信頼できる)でもっとも評価の高かったものだ。
しかしこの掃除機の最大の欠陥は、二つある。
一つは、ゴミ容量が低いため、一回の掃除でも、2回3回とゴミ捨ての手間がかかる。
二つめにはフィルターの目詰まり。これも一回の掃除で少なくとも3回以上のフィルター掃除を余儀なくさせる。
要するに、よく吸うが、手間がかかる。床の掃除をする度に掃除機の掃除が必要になる。わけのわからない掃除機なのだ。
掃除機の原理には、矛盾がつきまとう。吸う力を保持しようと思えば、吸ったホコリをそのまま外へ吹き出す以外にない。しかしそれでは掃除にならない。そうするとどこかでゴミをためつつ、吸う力を起こしている風だけは抜ける仕組みを作るしかない。
そこで出てきたのが、紙袋を中間に挟んで、ゴミだけはそこにため、風だけを通すという旧来型のもの。これだと、ゴミが増える度に吸引力は落ちる。また吸引力をかせぐために、紙袋の紙密度を下げると小さなゴミ(アレルギーの元になる)を吹き出し続けることになる。何のための掃除かわからない。
吸引力を上げるために風の抜けをよくすることと、小さなホコリまでもを吸い上げること(吸ったまま掃除機=紙袋の中に閉じこめること)とは原理的に矛盾しているのである。
またゴミがたまる度に紙袋をそのまま捨てるために、そのランニングコストが無視できない。
そこで国産型のサイクロン掃除機が先の東芝のように出てきたが、これは紙袋のない紙袋型と思った方がいい。どこのメーカーのものであれ、国産型サイクロン掃除機には大きなフィルターがついており、従来なら紙袋が果たしてした微少なホコリをそこでキャッチするようになっている。だから国産型サイクロンは、紙袋を捨てなくてもいい代わりに、フィルター掃除の手間が大変。現に私の東芝機も一回の掃除で3回以上のフィルター掃除をしなければならない。
今日、我が家に届いた掃除機こそがサイクロン型の本家本元。ダイソン(http://www.dyson.co.jp/)。「サイクロン」掃除機の原理は簡単。たつまきを起こして遠心分離器のように風とホコリを分けてしまう。大きなホコリも小さなホコリも円筒形の外周部にどんどん落ちて積もっていく。風は竜巻上に独特の構造を持った中央部を抜けていく。風とホコリが分離するので、風抵抗が上がらない分(=風の抜ける力が落ちない分)まさに「吸引力が落ちない」。
手入れは、プレモーターフィルターを1年に一回、手入れすればいいだけ。実質的にはメインテナンスフリーといってもよい。文字通りゴミだけ捨てればいい、ということだ。
今日、早速、使ってみた。吸引力を試すため、東芝の掃除機で、1㎡位の絨毯をじっくり掃除して、そのあと同じ場所をダイソンで掃除してみた。結果は以下の通り。どこにゴミがあったのかというくらいに底部にホコリが5㎜~10㎜くらい“積もっている”。こうやって、吸い上げたゴミが見えると自分の仕事量が可視化されているみたいで楽しい。年末の大掃除に向けて掃除機の買い換えを考えている人は、ぜひダイソンを買ってみてください。
底部は傾いているが、東芝の掃除機を完璧にかけたあと、1分くらいで吸い上げたチリゴミが底部にたまっている。「すっごーい、すっごーい」と家内も私も年甲斐もなく大声を上げてしまった。でも立てない家内の代わりに掃除をするのは私です(笑)。
上方が東芝のVC-S24C、下がダイソン。こうして見るとダイソンが大きく見えるが、実際はそれほどでもない。やはり遠心分離装置の筒の分が大きさの原因。ゴミを捨てるときは、この筒がそのまま外せて底部がぱかっとひらいてゴミはそのままごみ箱へ。本当に手間がかからない。しかも排気のクリーンさは世界一。これも徹底した遠心分離のおかげ。重さも気にならない。
このアングルからのダイソンが一番ダイソンらしい。
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(Version 2.0)
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ダイソンの掃除機、9年前に子供のぜんそく対策で買い替えました。
ニードルパンチのカーペットが吸い上げるほど強力でした。
いつのまにか子供のぜんそくもよくなりましたが、因果関係は不明。
9年前は付属品の購入が大変で通販で入手していました。
町中の電気でダイソンを見かけるにつけ、良い商品は生き残ることを実感しました。
追伸
写真を整理していたら芦田さんの写真発見。
たぶん、TBSそばのイタリア料理店で「知的生産の技術」研究会のパーティがあった時のものでしょう。
元宮城大学におられた野田さんに会ったのもそのときでした。