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 カビキラーに殺されそうになった 2005年12月30日

カビキラー(http://www.kabikiller.com/)は優れた商品だが(お風呂のカビを取るにはこれしかない)、カビを殺す前に人間が殺される。現に私は今日も(昨年と同じように)死にそうになった。マスクをして風呂に入って、10分くらいカビキラーを噴霧していたら、まず吐き気がおそってきて、なんどもオエー、オエーをくり返しはじめた。

次には頭痛、次にはのどがいたくなってきた。そのときには吐き気がとまらない。本当にはき出しそうになってきた。風呂から飛び出たが、家の中全体がカビキラーの臭いに満ちている。ベッドの家内まで騒ぎはじめた。「お父さん、大丈夫?」。寝室にいてまで、臭いがするくらいだから、風呂の中で濃い原液を噴霧し続ける私が安全なわけがない。そもそも鼻のにおい機能が十全でない私(http://www.ashida.info/blog/2005/11/post_22.html#more)は、危機を危機として感じる能力がない。普通の人の100分の一くらいしか臭わない。これがカビキラーを扱うときには命取りだ。

後半のカビを目地からこすり落とす作業は息子・太郎の仕事だが、1時間ほどおいて、バトンタッチしたら、今度はその作業中にお風呂の電球が煙を上げて割れた。「電球が割れたよ」とあきれたように息子が持ってきた。ついに電球がカビキラーに殺された。太郎はそれを見て、マスクを二枚重ねて完全防備。電球にもマスクを付けてやるべきだった。

我が家の年末は、このお風呂のカビキラー噴霧(と目地カビ落とし)を二日間くり返す。最後にはサンデーペイント社の「カビ止めL」(http://www.sundaypaint.co.jp/catalog/index.html)を十二分に(31日と元旦の夜に計2回)吹き付ける。これで(お風呂の最下部以外のタイル目地は)1年間カビはまったく発生しない。

家内の部屋は空気清浄機で換気を強化したが、「しかし私と太郎がお風呂の中でカビキラーに倒れて、あなただけが掃除もせずに気楽そうに寝ていて助かるなんて許せないね。結局何もしない人が長生きするのかもしれない。文豪ゲーテも行動する人には良心がない、と言っている」。

みなさんも、カビキラーを扱うときには十二分に気を付けましょう。最近はタイル目地専用の「カビ取りジェル」(http://www.henkel.co.jp/henkel-j/ac/products/home/du_kabi.html)なんて商品も出ているようです。明日、試してみようと思っています。

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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