『ラブ・ストーリーは突然に』はダメだった ― 残念!! 2005年05月26日
この優れたアルバム(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/dvd/B00092QSPK/reviews/ref=ed_er_dp_1_1/249-6112208-1121165)でもダメなのは、何も英語の歌ばかりではない(英語の歌は歌唱がすべてダメ)。一番残念なのは、不朽の名作『東京ラブストーリー』の主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」がダメだということ。
何といっても往年の小田の切れ味が全くない。今、56才の小田は、織田裕二と鈴木保奈美の『東京ラブストーリー』を全く歌い切れない。年を取った分、声が少し太くなっていて、声の抜けが悪い分、都会の歌ではなくなっている。「東京ラブストーリー」が「名古屋ラブストーリー」くらいに都落ちした感じだ。
それくらいに織田裕二と鈴木保奈美は(二人でこそ)新鮮で都会的だった。「ラブ・ストーリーは突然に」なしには、『東京ラブストーリー』は存在し得なかっただろうが、56才の小田の「ラブ・ストーリーは突然に」はもはや織田裕二と鈴木保奈美の『東京ラブストーリー』を、そして大都会の若者たちの恋愛を、そしてさらに携帯電話のない時代の“純愛”を歌いきれない。小田はもう人前でこの歌を歌うことを永遠に封印すべきだ。我が“カンチ”と“リカ”のためにもそうしてやってほしい。
そう思うと急に『東京ラブストーリー』(の織田裕二と鈴木保奈美)が見たくなった。私は今、私の愛蔵品『東京ラブストーリー』のDVD(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005NJPR/qid%3D1117030298/249-6369033-1537147)を取り出して、第七あ話をおもむろに見始めたが、やはり、ここでの「ラブ・ストーリーは突然に」は、56才の小田の歌とは全く別物だ。ライブと録音がそれほど変わらない小田の歌唱力の秀逸も、この織田裕二と鈴木保奈美の熱演=競演の前では色あせる。
もっとも、私は若い小田の全盛期には全くその歌を聴いてはいない。むしろ「ラブ・ストーリーは突然に」で、はじめてアルバムを買ったという後発組(単なるミーハー)。小田の本来のファンからすれば、私なんか許せない存在だろう。
それはそうと、今時点での小田のこのDVDベスト5をあげてみる。
第1位 神田川(かぐや姫)
第2位 人生を語らず(吉田拓郎)神田川と同率首位に近い
第3位 春夏秋冬(泉谷しげる)
第4位 心の旅(チューリップ)
第5位 心もよう(井上陽水)
小田自身の歌としては「眠れぬ夜」が良かったと思う。
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