年末買うものシリーズ(3) ― 私の今年最後の買い物 2004年12月13日
年末の私の“最大の”買い物は、携帯電話。10月の下旬までは、FOMA SH900i(http://www.docomo-sv-chugoku.co.jp/shop/shouhin/kishu/foma/sh900i.html)だったが、これはなかなかの名機。最近発売されたFOMA SH901iC(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/21691.html)よりはるかにすぐれている。
しかし、もっとインターネットが自由にできて、モバイルパソコンやPDA(http://e-words.jp/w/pda.html:電子手帳)にも自由に接続できる携帯はないのか、と捜していたところ、京セラの俗称「京ポン」(http://www.geocities.jp/ajifaq/kyofaq.html)という画期的なPHS(http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/content/ah_k3001v.html)に出会った。
月々5000円の定額制で、インターネット、メールがやり放題。しかもOperaブラウザ(http://www.pblog.net/mt/archives/001586.php)搭載で、携帯専用サイトではなく、通常のサイトをそのまま利用することができる。私のシグマリオン(http://www.nttdocomo.co.jp/info/products/sigmarion3/style/index.html)にも繋げて(ちょっと苦労したが)、常時接続できる。それでも定額5000円は変わらない。これは画期的なことだった。
この「京ポン」ことAH-K3001V(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/18857.html)を1ヶ月半使った印象は、確かに便利で経済的だが、しかし日常的な操作速度が遅すぎるということだった。メールを見ようとしてもワンプッシュで画面が変わるのに2秒以上かかる。イライラして、何回も押すと今度は押しすぎて見たくもない画面に変わる。こんなことが一日何回も起こる。インターネットブラウジング自体はそんなに遅くはないが、日常的な操作がここまで遅いと愛着はわかない。特に、そういった操作の軽快感では昔からDOCOMOの諸機種は圧倒的だった。SH900iもサクサクよく動いた。操作速度が遅いと、インターネット自体も見る気がなくなる。それがここ数週間の私と「京ポン」との関係だった。
そんな“危険な”状態の私に飛び込んできたのが、vodafone の702NK(http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/20678.html)。ノキア製の携帯電話。これが私に魅力的だったのは、MS-OFFICE OUTLOOK の「スケジュール」、「連絡帳」、「仕事(TO DO)」、「メモ」とシンクロできる機能を持っていたからだ。しかもBluetooth(http://e-words.jp/w/Bluetooth.html)搭載で、シンクロがワイヤレスでできるし(今日、学校の私のパソコンにBluetooth USBスティックhttp://www.hscjpn.co.jp/new_article.php?ar_id=163&s=0 を装着して校長室内でBluetooth環境を構築した)、ノートパソコンやPDAがBluetooth対応であれば、ワイヤレスでインターネットができる。FOMAでもF900iT(http://900i.nttdocomo.co.jp/main.html?jpage=ft001)が、唯一Bluetooth対応だったが、154グラムもあり厚さも32ミリ、お化けのような大きさと重さだった(ノキア702NKは127グラム、21ミリ厚、コンパクトだhttp://www.vodafone.jp/japanese/release_detail/20040922/V702NK.html)。
もしも携帯電話でMS-OFFICE OUTLOOKとシンクロ(双方向の更新)できれば、PDA(http://e-words.jp/?w=%82%90%82%84%82%81:電子手帳)の意味はほとんどなくなる。ずーっとそういったことを願っていたが、それが実現した。土曜日に烏山のvodafoneショップ(http://www.vodafone.jp/scripts/japanese/shop/detail.jsp?shopId=0353146626)で予約していたものを買って、今日、学校のパソコンでOUTLOOK と実際にシンクロしてみたら(702NK 同梱のPC-suiteという同期ソフトhttp://www.nokia.co.jp/products/n6650/pcsuite.htmlを使う)、見事に同期。スケジュールがPDA(電子手帳)やモバイルパソコンなしにそのまま携行できるのは何ともありがたい。
これで、出先で(たとえば超身近なところでは、昼休みの外食時などに)電話がかかってきて、会う日を決めたりするときに、「デスクに戻って(スケジュールを確認して)から」などとためらうことなしに、その場で返事ができる。また会議などで次期日程を決めるときに、PDAを忘れて自室に取りに戻るときがあるが、会議であっても携帯電話を置き忘れていることはほとんどないため、そのままそこで書き込める。財布を忘れても携帯電話を忘れることはないほどなのだから、真のPDAは、まさに携帯電話なのだ。PDAは、携帯電話がこのような機能を持つことによって、ほとんど消滅寸前だと言える(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=336)。
ここ2、3日使って、すぐにでも気づくこの携帯電話の欠陥。
1)留守録機能が本体にない。いちいちセンターを電話で呼び出さねばならない。
2)モニタと解像度(http://e-words.jp/w/E8A7A3E5838FE5BAA6.html)が小さい。2.1インチ(208×176ドット)。これで解像度がQVGA(http://e-words.jp/w/QVGA.html)だと無敵だのに。
3)操作速度が「京ポン」ほどではないが、少しもたつく。
4)充電クレードル(http://e-words.jp/w/E382AFE383ACE382A4E38389E383AB.html)が同梱されていない。
5)カメラが背面にしかないため、自分の顔を相手に映しながら、テレビ電話ができない。
6)折りたたみ式ではなくキーが露出しているのが特長だが、キーロックの操作が一回で済まない(2階梯ある)。モニタもキーも露出している方が断然便利だが、キーロックは必需品。そのままポケットに入れるとキーが自然に押されてしまう。ワンタッチでキーロック、ロック解除ができるようになっていないのが残念。
7)何よりも大変なのは、解説書の解読。こちらが日本ボケしているのか、NOKIAがヨーロッパボケしているのか、こんな解説書で使い方を理解しろ、という方が無理。相談センターに電話をしても「ちょっとお待ち下さい」の連続。充分に冬休みを満喫できそう。
しかしDOCOMOの電話に比べれば、はるかに安い15000円(私の年末の出費は最小限に抑えられた)。昔は15万円以上したから(基本料金も20000円を超えていた)、隔世の感だ。
年明けには、DOCOMOでも、このvodafone の702NKと同じ「Nokia 6630」ノキア・スタンダード・バージョン(http://www.nokia.co.jp/phones/n6630/hikaku.shtml)が使えるようになる、との話。携帯電話を何にしようかと迷っている人は、このNOKIAは、注目品です。何よりもデザインが素敵です。車も携帯電話も、形の悪いものには愛着がわきません(その意味では「京ポン」も決して悪くはなかった)。機能を超えてこそ、デザインです。
※ところで11月には4回しかアップしなかった『芦田の毎日』が(更新されない分、アクセス数が10%くらい落ちてしまいました。「残念!」)、12月になって、ほとんど毎日のようにアップされているのに気づいている人はいますか? なぜか? 大晦日恒例『世界一早い紅白歌合戦速報』(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=255)に向かって今年もばく進しているのです。アクセス数が12月31日の23時46分(「紅白」が終わるのが23時45分)に爆発するようにばく進している。12月は修羅場です。
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