マサチューセッツ州アマーストへ行きたい(エミリーディキンソン) 2004年09月20日
ディキンソン(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=341.334.3、http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=340.334.2)の生家から徒歩10分くらいのところに住んでいる知人から“国際”メールが来ました。いつもわが学生たちがお世話になっている栄陽子留学研究所(http://www.ryugaku.com/)のT.E.さんから突然のメール(実際には実名ですが、匿名にしておきます)。
「というのも、アマーストの彼女の(ディキンソンの)生家が私の今住んでいる家から徒歩10分のところにあり、ダウンタウンに行く際によく通るのです」となんと刺激的なメールであることか。
マサチュセッツ州アマースト(http://urawa.cool.ne.jp/dickinson/history.html)に行きたい、と思った。あの詞(Ample make this bed.)は、ただならぬ詞ですよ、T.E.さん。他にもいくつかいい詞がありますが、Ample make this bed.は傑作だと思います(まもなく“Ample make this bed.”論を私はこの『芦田の毎日』で発表するつもりです)。私は、あの詞をすっかり暗唱できるようになりました。一日に一回は校長室と自宅で暗唱しています。ディキンソンと同じ空気を吸えているなんて、最高ですね。“Ample make this bed.”は、たぶんアマーストという風土なしには生まれなかった詞だと思います。
芦田先生
こんにちは。
栄陽子留学研究所のT.E.です。
大変お世話になっております。
そして、ご無沙汰しております。
実は、この9月から東京を離れ、アメリカ、マサチュセッツ州のアマーストというところにおります。
栄研究所のカウンセラーとしては離職し、こちらでアフターケアの手伝い等をしながら、大学院に通い始めました。
ご挨拶が遅くなりましたことをお許しください。
University of Massachusetts教育学部のHigher Education Administrationの修士課程に居ます。学問というより、どちらかというとアドミニストレーター養成学部のようです。
授業が始まったばかりで、まだ勝手が分からないのですが、今まで仕事で関わってきたアメリカの大学を違う視点で学ぶので面白いです。
芦田先生の「芦田の毎日」を、いつも楽しみに読ませていただいておりますが、しばらく前からエミリー ディキンソンの詩について取り上げていらっしゃり、なんだか嬉しくなりました。
というのも、アマーストの彼女の生家が私の今住んでいる家から徒歩10分のところにあり、ダウンタウンに行く際によく通るのです。
先生のサイトを読んだときも偶然その前を通って帰宅した時だったので「あー!」と声を上げてしまいました。
昔大学の授業で読んだ(読まされた)覚えがあるのですが、味わうところまでいきませんでしたので、もう一度この機会に読んでみようと決意したところです。
ここアマーストは、冬は極寒のようですが、今の季節から紅葉まではとても美しいそうです。機会がおありでしたら、ぜひいらっしゃってください。
それでは、またお世話になる事があると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
芦田先生、お忙しい毎日をお過ごしでいらっしゃると思います。
くれぐれもお身体を大切にご活躍ください。
栄陽子留学研究所
T.E.より
p.s. Dickinson Homesteadの今の様子を添付ファイルでお送りします。携帯で撮ったので画像が悪いのですが(腕も悪くすみません)、現在、ディキンソンが詩人として一番活躍した頃の屋敷の実際の色(黄色っぽいクリーム色)に塗り替えるプロジェクトが行われています。(http://www.emilydickinsonmuseum.org/)
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