症状報告(58) ― 「暗い」と言われた 2004年07月18日
症状報告(57)http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=319.124.65 は、「暗い」と言われたので(家内には「私は老人でもないし、死んではいないわよ」、友人には「何かあったの?」と言われたので)弁解しておきます。
私が言いたいのは、若者はかけ算で死に急ぐし(“終わり”を知りたがるし)、老人(=病人)は割り算で死を延期する。だから、両者ともいつも死へと同じ距離を取っている、ということです。別に暗いわけでも明るいわけでもありません。「不安の無の明るい夜」(『形而上学とは何か』1929年)とハイデガーは言いました。まさにそんな感じです。
投稿者 : ashida1670 / この記事の訪問者数 :
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