返信: 明日テレビのライブ収録ですが … (収録してきました)。 2004年03月17日
昨夜(15日の夜)は、予告していたとおり(http://www.ashida.info/jboard/read.cgi?num=277)、19:40分くらいに市ヶ谷の大前研一氏のビルの二階にあるスタジオ(何と彼は自分の名前の付いたビルを持っている!)で、BPU (ビジネス・プロフェッショナル・ユニバーシティhttp://www.bbt757.com/bpu/index.htm) の講座のゲストトーカーで“出演”してきた。テレビの収録というのは(とは言ってもスカパー!だが)、一度NHK総合テレビで取材を受けたことがあったが、今回は、ライブでそのまま流れる。一発勝負ということで、さすがの私も(というか私らしく)緊張していた。
このスタジオは、三台のカメラがリモートで動くようになっており、調整室が隣にある。覗き窓が特にあるわけではなく、そのカメラ自体がモニタの機能も持っており、完全に個室になっている。
私と高橋俊介氏(http://www.bbt757.com/servlet/ShowLecturer?lecid=0003)と日下千帆さん(http://www.tcn-catv.ne.jp/~acc/town/hito/76kusakachiho.html)とで机に並び、カメラを向いて収録、というセッティング(収録室自体は15畳の広さもない)。私がパワーポイントで作ったスライドを目の前のノートパソコンでOUTPUTしながら、解説を加えていく、というふうに収録は進んだ。打ち合わせは1時間足らず。よくこんなもので番組一本作れるものだ。
「はい、5秒前、(指を一一本ずつ折りながら、キュー)」。なんだかわけのわからないまま始まってしまった。まだ私自身が放送ビデオを見ていないから(明日届くらしい)、仕上がりは何とも言えないが、時間配分はほぼ完ぺきだった。
自覚している限りの失敗は、最初に紹介されたとき、モニタに向かって(カメラに向かってではなく)無言で挨拶したことだ(頭を下げたことだ)。もっと愛想よく「こんにちは」とか「よろしくお願いします」とか言っておけばよかった。それに私は年中、目の下にクマを作っている(当日はもう21:00、朝から夜までこの年度末の忙しいときに、この日のクマは最悪)。笑わなければ犯罪者のように病的だから(笑えばそれなりにかわいいが)、それもたぶんマイナスだ(テレビ向きではない)。
話の内容は、いつもの授業評価や教員評価の話(http://www.bbt757.com/servlet/ShowSummary?prg_id=6209)。高橋さんは組織人事論の日本における「第一人者」らしい。たしかに、昨日テラハウスに来た富士ゼロックスの営業マンたちに高橋さんのことを話したら、みんな知っていて、この“大前研一スクール”の講座のことも知っていた。「すごいじゃないですか」とのこと。サラリーマンの間では結構、番組も高橋さんも有名らしい。
当日収録前に、私は「有名な」高橋さんに次のような話をしていた。
「この番組の視聴者で、教育関係者や学校関係者はほとんどいないでしょ。私がしゃべって意味あるのかな。でもね。私が思うに、教員組織論というのは、あるいは教員組織マネジメントというのは人事組織論としてはもっとも難解なものであって、たぶん教員組織論が構築できれば、世の中のあらゆる人事マネジメントは可能だと思いますよ」
「その通りですよ。私も教員をやっているけど、教員なんて、営業以上に一匹狼という感じだし、そもそも成果評価が曖昧でむずかしい。マネジメントするの大変ですよね。そのあたりが番組で伝えられるといいですね」
伝わったかどうかわからないが、どちらにしても1時間では難しい。そういった時間のことを言うのは、しかし大概が素人。むかし、テレビに出てきた(テレビに滅多に出ない)岡林信康(http://home.att.ne.jp/omega/asahi1998/okabayashi-top.htm)が、新人歌手と同じ扱いで3分しか歌う時間をもらえなかったときに、「もっと時間をくれないとオレの良さは伝わらない」などと吠えていたが、そんなことを言わずにだまって3分唱って(ニコッと笑って)視聴者の心をつかんでいくかわいい女の子の方がくさりきった岡林よりもずっと魅力的だったことを思い出す。
「時間」なんていうものは、自分から言うものではなくて、与えられるものなのである。それは神の恩寵のようなものだ(別に私はキリスト教徒ではないが)。せわしない高橋さんとのトークでそんなことを思った。彼は私にまさるとも劣らない早口だから、それに私の早口が加わるとどこまで話が伝わったことやら。誰か、昨日のライブを見た人はいますか。そっと感想を教えてください。
※追伸(1):日下千帆さんは私がテレビ朝日で見ていたイメージとほとんど変わらないかわいらしい人だったが、化粧が少し厚めだった。それともテレビに出る人は、これくらいの“厚さ”はフツーなのだろうか。それだったら、私の目の下のクマも少しは隠して欲しかった(テレビ用の化粧もしてくれないところが、スカパー!的限界か)。
※追伸(2):どうしてもこの番組を見たい人は、私にメールでお知らせ下さい。実費でビデオをダビングして郵送します。ただし、私がまだ見ていませんから、見てそれなりのものである限りです。恥ずかしいできの場合は(ネクタイが曲がっていたりしたら)、送りません。あしからず。なお、この私の放送自体は、ここ一年くらいの間は、何度も再放送されます。恐ろしいことですが。
この記事へのトラックバックURL:
http://www.ashida.info/blog/mt-tb.cgi/506