症状報告(37) ― フジテレビ跡地の公園 2003年12月23日
今日は病院へ行って来たが、東京女子医大は駐車場がいつも満車。特に土日・祝日はほとんど使えない。日赤(http://www.med.jrc.or.jp/)は土日の方が空いていたが、女子医大(http://www.twmu.ac.jp/info-twmu/index.html)は土日の方が混んでいる。歩いて2分くらいのところにスーパー『三徳』(http://www.santoku.co.jp/)の駐車場があるが、機械式でないので安心できない。ただしほとんどがら空きの駐車場なので緊急のときはここが使える。いずれにしてもゆっくり見舞うときには、電車で行くしかない。職場の「東中野」駅から直通の大江戸線「河田町」からは、徒歩2分。都営新宿線の「曙橋」からは徒歩5分。
今日は、自宅の京王線「蘆花公園」駅から、「笹塚」で都営新宿線を乗り継いで「曙橋」から始めてのアプローチだった。職場からも自宅からも1本で繋がっている。曙橋からは、商店街(http://www.timedia.co.jp/company/map/akebonobashi)を通ると面白いアプローチになる。河田町からは面白くも何ともないが、こちらの商店街はそれなりのものだ。
しばらくすると超高層のマンション「東急ビューレジデンス市ヶ谷河田町」(http://www.kawadacho.com/concept/concept.html」が右手に見える。ここは大規模開発マンションだ(というより、ここがお台場に引っ越した『フジテレビ』跡地であることを今頃インターネットで知った。ということは、先の曙橋の商店街とはかの有名な『フジテレビ通り』だったのだ)。ここを通り抜けることにした。そうするとマンション敷地内に小さな公園を見つけた。女子医大から2分くらいの立地だから、ここなら家内を散歩に連れて来られるかもしれない。女子医大は、日赤には内部に大きな公園があって重宝していたが、周りに公園がない。このあたりは、学校は多いがまともな緑地がない。しかも病棟にもラウンジがないから落ち着く場所がない。
今日は、家内の調子も良かったものだから、病院から(病院には内緒で)車椅子でフジテレビ跡地のその公園に連れ出した。「気持ちいい、気持ちいい」と連発していたが、直射日光は身体に良くないらしい。静御前のようにタオルを頭に掛けていた。
女子医大に来てからの1週間は、検査の連続。日赤ではやったこともない検査を続けているらしい。MRIのみならずMRS(データを写真ではなく、数値でより正確に診断するもの)の検査も受け、問診・触診も含め診察の精度は日赤よりもはるかにこちらの方が高い(日赤の若い先生たちもこちらに来ていれば、もっと勉強ができるのに)。ただしそれと治療の精度とはまた別だが。病気の原因がわかることと治すこととの間には遠い距離がある。それはわかっても治せないということではなくて(わからなくても治ることはいくらでもある)、身体はいつでも総合的だが、検査は分析的でしかないということだ。
年末までに本格的な治療方針が決まる、とのこと。現在のところ、合併症(“それ”が本格的な回復を妨げているという意味での)の可能性を探っているらしい。やっぱりこの9ヶ月間の「多発」は女子医大でも異常に思えるみたいだ。いずれにしてもこの検査、年末まで続く。クリスマスはもちろん、お正月も無理をせず病院にいた方がいいみたいだ。どっちみち、息子は受験勉強(大学受験)でクリスマスもお正月もない。地味な息子の一年に、地味な病院生活。私だけが派手に動き回っている(仕事はもちろん、料理、掃除、買い物、家事全般)。それで丁度バランスが取れているということだろう。子育ての集大成のような受験勉強(というより高校を卒業すれば、もう子育てのほとんどは済んでいるということだ)に1年も付き合えば、気を遣う家内のことだから、それだけで死んでいたかもしれない。この1年間の入院は、そんな家内の緊急避難というところか。
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