矢井田瞳の「一人ジェンガ」 2003年10月27日
今日、夕方近く自宅のベッドでラジオを聞きながらうつらうつらしていたら(先週1週間は死にそうに忙しい1週間だったので、この二日間で30時間ほどは寝ていた)、はっとするような音楽が流れてきた。何だ、この歌は? と思ったらもう遅い。そのまま終わり。ラジオで音楽を流すときには終わったときにも曲紹介をするべきだ。ただしさびの部分は頭に残っていた。「会いたいのに会えないの … 」だった。このフレーズだけでインターネットで調べたら(http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%E4%BC%9A%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AB%E4%BC%9A%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE)、「会いたいのに会えないの … 」byヤイコの「一人ジェンガ」より引用、という言葉を見つけた。ヤイコとは「矢井田瞳」か。「一人ジェンガ」という歌か? と思って今度はTSUTAYAのデータベースに入った。ありました、ありました。矢井田瞳(http://www.aozorarecords.com/yaiko/)の「一人ジェンガ」(http://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20164275#songlist)でした。視聴したら、まさにその通り。思い出しました。歌詞は以下の通り(http://www.geocities.com/jpoplyricstation/YaidaHitomi/HitoriJengaJ.html)。上妻宏光以来(http://www.ashida.info/trees/trees.cgi?log=&v=632&e=msg&lp=632&st=)、ひさしぶりにCDを買いたくなった歌です。
最初の4行はぞっとするような緊張度につつまれているのに、それが続かないのがおしいが(特に「此れに効くような薬はないの」以下はもはや比喩ではない)、それは詞だけのこと。音楽が何とも言えない現代的な倦怠感を表現していて、なかなかのものだ。息子に明日買ってきてくれと頼んだら、「オレも買おうと思ってた」なんて言われてしまいました。明日が楽しみです。ちなみに「ジェンガ(jenga)」とは積み木のおもちゃ(http://www.tomy.co.jp/party_pirates/goods/jenga.htm)のこと。
●一人ジェンガ
Lyric / Music: Yaida Hitomi
闇に暮れると
街のネオンは過去の雨
暗い部屋に
虹色のおはじきが光る
強がる度に
もろく曲がる
こんなにあなたを求めるのに
会いたいけど会えないの
いま会ったら余計辛い
足らん心のパズルで
ジェンガのように崩れるわ
此れに効くような薬はないの
オーマイドクター
笑いたいの信じたいの
胸の底の沼から
手垢のついた
剃刀じゃ
未来も切り開けないってわけ
会いたいけど会えないの
いま会うのはちょっと怖い
いらん言葉の積み木で
次の迷路に呼んでしまう
オーマイドクター…
ユーアーマイジョーカー?
オーマイドクター…
愛してんのになんで痛い
会いたいけど会えないの
一人遊びじゃ もうきりがない
足らん心のパズルで
音を立ててあなたと共に
ジェンガのように崩れるわ
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