症状報告(15) ― 再々入院 2003年05月24日
またまた入院だ。火曜日(20日)の午後から、やはり左足がつるようになって、水曜日(21日)に病院へ駆けつけたが、様子を見ましょうと行って戻ったのが悪かった(さすがに主治医も3回もの入退院は格好悪かったのかもしれない)。
金曜日(23日)の午後から今度は(左足に)力が入らなくなってだらっとした感じ(要するに悪化している) ― とは言え、私には何のことかさっぱりわからない。人が二本足で直立歩行するということはやはり大変なことなのだ。最近は若い女性が颯爽と歩いているのを見ると大したものだと思うようになってきた。
いずれにしても、今日土曜日(24日)早朝から再々入院の予定(先生から「救急車で来てもいい」と言われたらしい)。
これが「多発性」ということか。外科的な病気ではないので、なんともやっかいなものだ。時間の経過と治癒の経過とが必ずしも並行しない。「多発性」と言っても“初心者”なため、その時間性がつかめない。それに安静にするということとリハビリで体を動かすということのバランスもうまくつかめない。先生に聞いても「そこは難しい」としか言わない(結局何も言っていないのと同じ)。結局、この病気になれるしかないということだろう。
家内も出たり入ったり大変だろうが、私と息子もやっと自炊暮らしになれてきて、洗濯物も外に干し始めたところで退院。食器の置き場も〈われわれ〉とは“流儀”が違うから、こういった入退院の繰り返しは疲労が倍増する。誰が病人だかわからない、なんてことを思っている限りは家内は完治しないのだろう、とは思いつつもの再々入院。今度ばかりは、ゆっくりと病院暮らしをしてもらわないと(と思っていいのやら悪いのやら)。何を考えてもしっくりこない。それが病人を抱えた家族というものだろう。
それに息子は来週から中間試験。来年は大学受験だ。東大の医学部にでも入って家内の病気を治してもらいましょう。そうでないと(新学期が始まって間もない)職場を19:00、20:00過ぎに放棄して息子に食事を作りに帰る言い訳が立たない。
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