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 トムハンクスは、『プライベートライアン』 2002年02月11日

今日の『日曜洋画劇場』見ましたか。一回、レンタルビデオで見ていたので、止めようかと思いましたが、見始めると止められなくなって、また見てしまいました(なんと3時間30分の無修正完全版の上映でした)。


 やっぱり、『プライベートライアン』(http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/3063/pryan.html)(http://www.warmovie.com/movie/SPR/)は、いいですね(85点)。『プライベートライアン』がいいというより、『プライベートライアン』のトムハンクス(http://member.nifty.ne.jp/mcan/CAST/TOMHANKS.html)がいい。私は、『フォレストガンプ』(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005S06A/tlife-22/249-0595609-4757929)のトムハンクスより、『プライベートライアン』のトムハンクスをとります。孤独な感じがいい。

 映画としても『フォレストガンプ』は、周辺の人物の描き方が通俗的でしたが、『プライベートライアン』では、トム・サイズモア 、エドワード・バーンズ(もちろんマットディモンもだが)などの周辺の人物のしっかりした描き方が、かえってトムハンクスの「ミラー大尉」を盛り上げていた。

 特にエドワード・バーンズは、渋い(最近『15ミニッツ』(http://www.movieslife.com/review2/200105/view0334.html)でなかなかの役まわりだったが、『プライベートライアン』の彼の方がずっといい。やっぱり映画は脚本だ)。

 よく話題になる最初のシーン(ノルマンディ上陸作戦)の映像は、最近では、『スターリングラード』(http://www.stalingrad-movie.com/contents/main.html)の撮影監督:ロバートフレイズに影響を与えている。この映画も最初の10分間ほどは「見なければよかった」というくらいに重苦しいシーンで始まる。場合によっては、ノルマンディシーン以上だ。

 もう一つはジュードローとレイチェルワイズのラブシーン(このラブシーンは『サイダーハウスルール』(http://www.asmik-ace.com/Cider/)のトビーマグワイアとシャリーズセロンのそれと匹敵する。というより、シャーリーズセロンか、レイチェルワイズか。なかなか難しい)。この二つのシーンを見るだけでも『スターリングラード』は価値がある。

 しかし、戦争映画って、なぜこうも人間主義的(個人主義的)になってしまうのでしょうか。そもそも、〈映像〉で戦争を描くことなど不可能なことのような気がします。

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投稿者 : ashida1670  /  この記事の訪問者数 :
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