あけましておめでとうございます(2001年元旦) 2001年01月01日
あけましておめでとうございます。(以下は年賀状の文面の100%コピー)
電化(=近代化)の決定的な象徴が〈冷蔵庫〉だった。付きっぱなしの電気製品の最初が冷蔵庫だったからである。
冷蔵庫の出現と都市と農村との分離(=都市化)はほとんど同時だった。
保存の技術は、農業のアナログ的な工業化の第一歩だった。
いまではバイオテクノロジーが農業を根底から工業化しつつある。農業にも昼夜、夏冬はない。付きっぱなしの農業。
そして、いまでは〈冷蔵庫〉が〈サーバー〉になる。世界中が眠らない。付きっぱなしの世界。
眠ったり(休んだり)、目を覚ましたりする(働いたりする)こと自体が、付きっぱなしの世界の〈内〉での出来事になる。
〈世界〉は終わらない、〈人間〉も終わらないかのようである。たぶん情報化の21世紀は、この〈終わり〉を巡る世紀になるにちがいない。
そして長男の太郎は都立戸山高校一年生に(「四人はなぜ死んだのか」の著者・三好万季ちゃんに憧れて)
※ 私の年賀状のコピーです。郵便で送れない方々への新年のあいさつです。今年もよろしくお願いします。なお、この文面は紅白歌合戦を見ながら書きました。私の年賀状郵便が着くのは一月三日以降になると思います。スミマセン。
※ 「芦田の毎日」の“読者”の方々には一目瞭然だと思いますが、この年賀状は「芦田の毎日」58番「情報社会とローン社会と終末論と」のモチーフと重なっています。詳しくはそちらを。
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